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心の香りを届けたい チョン・イル待望の初来日 [韓国俳優取材REPORT]


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こんにちは 上野まり子です。

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今日は待望の来日となったチョン・イル氏のイベントのREPORTをお届けする。
チョン・イル氏は2006年シチュエーション・コメディ(通称シット・コム)『思いっきりハイキック』で大ブレイクした。シット・コムはスターの登竜門とされ、ソン・スンホン氏、ソ・ジソブ氏、チョ・インソン氏、ヒョンビン氏、チャン・グンソク氏はじめ多くのスターを生んでいる。
そのチョン・イル氏は『美賊 イルジメ伝』で新たな魅力を発揮し再び注目を浴びている。
その彼がついに待望の来日を果した。

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6月20日新木場スタジオコーストにて『 チョン・イル1st  Fanmeeting~ Secret Time in Japan~』(主催KNTV株式会社)が開催された。

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イベントに先駆けて記者会見が開催された。
日本語での挨拶を と練習してきた彼だったが緊張のせいか忘れてしまい結局韓国語で挨拶になったがその初々しさに記者席も寛大だ。

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まずは短くフォトセッションタイムが設けられた。
初ファンミーティングを控えての気持ちについて訊かれた彼は緊張しているが一方わくわくしていると答え、短い時間だったがベストを尽くして準備をしてきたと言う。
日本の印象について初来日の際、日本人は几帳面で他人への配慮があり、非常に謙遜をし、親切で思いやりがあるという事に感動しとても良い印象を持っているという彼は今まで5回ほど来日しており、昨年は東京で写真集の撮影もしたそうだ。
また『美賊イルジメ伝』では対馬でロケをしたと紹介。撮影エピソードについては撮影中に私を見つけたファンが“イルチメ!イルチメ!”と呼んでいたので自分の名前を呼んでくれたのかと“ありがとうございます。”と答えたが、実は役名の“イルジメだ!イルジメだ!”と言っていた事が後から解ったとまずは面白エピソードを披露、また印象に残っているシーンとしては16話 ウォルヒが死んでしまったと思い込んだイルジメが冷徹に変わってしまうシーンを上げ、その時の声のトーン、演技、アクションが気に入っているとその理由を述べた。
そのアクションだがドラマ撮影のためにアクションスクールに通ったそうだが子供の頃から合気道、スポーツをよくしていたと明かし、今作品は記憶に残る作品となったと語った。

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ラブシーンについては照れながらもファン監督はラブシーンが好きで台本になかったのに“イル、早くチュチュしろ!”と急遽ラブシーンとなったところもあったとエピソードを紹介した。
続いて記者質問コーナー
Q :自身に最も近かった役柄は?
A :全ての役において自身だったと思うが中でも『思いっきりハイキック』のイ・ユノ役が最もリラックスして演じられた。
Q :今後やってみたい役は?
A :イルジメで1年近く時代劇をしていたので今度は現代劇で『思いっきりハイキック』のイ・ユノのような明るく明朗な役に挑戦してみたい。
Q :自身の長所、短所
A:周りからは考えがしっかりしていると言われる。自身では考えが揺れるところが短所、
良く笑うところが長所だが軽く見えるといわれるのでその点は短所とも言える。
Q :国民的ヒーローであるイルジメを演じたがチョン・イルならではのイルジメは
A :原作者コ・ヨンスさんの描くイルジメを忠実に再現しようと努力した。また撮影に当たっては監督から決して『思いっきりハイキック』のイ・ユノのイメージが出てはいけないと言われた。ドラマのスタート時は笑ってもいけないと言われ、声のトーンなど非常に苦労した。
Q :出演を決定するファクター
A :俳優なので作品について選り好みはしないが機会があれば多くの作品に出演したい。
すばらしい作家、すばらしい監督、すばらしい先輩達と仕事を共にして多くの皆さんに作品を通じてお会いしたい。
日本で人気が高い理由についてご自身は?と訊かれた彼は“僕、そんなに人気がありますか?(笑)ありがとうございます。それではこれからも一生懸命にがんばらせていただきます。”と微笑ましい答え。

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最後に
『思いっきりハイキック』以降是非日本のファンに会いたかった。今回このような機会が与えられ心から嬉しく光栄に思っている。今後も一歩一歩上って行く俳優になることで日本始め全てのファンに応えて行きたい。どうもありがとうございました。
と日本のファンに向けてメッセージし、記者会見は終了した。
“ドウモ オツカレサマデシタ。ドウモアリガトウゴザイマシタ。”最後に日本語で挨拶した彼、そのかわいらしさに記者にも好印象をもたらした。

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フォトセッション終了後記者全員に “宜しくお願いします”という言葉と共にお母様手作りのスカーフが手渡しでプレゼントされ、握手で送り出すという心配りを見せた。

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2種類用意されたスカーフの内の一枚、ご本人の顔がハンドプリンティングされている。もう一種類はイルジメに因んで梅の模様が描かれている。丁寧に立派な箱入りだった。
チョン・イル氏、お母様 ありがとうございます。

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『思いっきりハイキック』の出演でもっと内面を磨かなければならないと気付き大学に入学し多くを学び内面を満たしたいと思った。そのため一年間の空白期間があった。
この作品への出演を決めた理由についてキム・ビョンウク監督(『思いっきりハイキック』)からファン監督(『美賊イルジメ伝』)の元で多くの事を学んで来いと言われたことがきっかけだった。そして実際に多くの事を学び試練を乗り越え一回り成長したと思う。ファン監督には感謝していると語った。
ファン監督は“生まれながらの英雄はいない。一歩一歩段階を経て、最後の関門を突破した者だけが英雄になれる。”と話し、君もこの撮影が一つ一つの関門だと思って取り組むようにと言われた。ベストを尽くして撮影に臨んだと言うチョン・イル氏、その『美賊イルジメ伝』は現在KNTVで放送中だ。

さて真心を込めて準備したと言うその初ファンミーティングは来日を待っていた多くのファンが迎える中スタートした。

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『美賊イルジメ』の映像が流れる中客席後方の2Fより姿を現したチョン・イル氏、ファンの歓声と熱狂の中ステージへと足を進めた。記者会見の時とは違い1週間毎日毎日練習したという日本語で、“ミナサンニ ホントウニ アイタカッタ。・・・・ミナサンニ オアイデキテ コトバニ デキナイホド シアワセデス。・・・・・・・ドウゾ ヨロシク オネガイシマス。”韓国とは違う特別な気分だとカンペなしに一気に挨拶した。MCや通訳にも“ヨロシク オネガイシマス。”と律儀さを見せた。

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会場からは“イル―! イル―!”のコール。3,4日眠れない程緊張していたという彼、早速作品を上げながらのトークタイムとなった。映画『静かな世の中』の方が先に撮影したが『思いっきりハイキック』の方が先にOn Airされたためデビュー作は『思いっきりハイキック』となるそうだがこのオーディションは4次まで受けたという。
俳優として最初のせりふは“先生遅刻じゃないですよ。”だそうでそのせりふがドラマで最も大事なシーンだと監督達に言われたという。緊張したががんばったと振り返る。友人イ・ミンホ氏の『花より・・』の成功はとても喜んでいる。お互いよきライバルでよい俳優を目指したいという。そんな二人は2009年最も注目される21歳にノミネートされている。
イル氏は誉められるたびに立ち上がりお礼をする。するとMCも通訳も立つという具合にステージでは3人が立ったり座ったりを繰り返す。
またイル氏の返事“ハイ!”だけは日本語、それもなんとかわいらしい事か。
『美賊イルジメ伝』の出演の経緯について記者会見と同様の説明をした後ぼろぼろになって努力と苦労の痕跡が残る台本も披露された。<・・・スンジェ>としてこのドラマで数々の賞を取ったほど話題となった尊敬する大先輩イ・スンジェ氏から台本は読めば読むほど良いと伝授されたと言う。今回披露されたのは全24話中第22話部分でハイライトとなる回の分だ。またワイヤーアクションの撮影は楽しかった。話題のキスシーンはファン監督が視聴者の為にと沢山撮影した。女装シーンが映し出されると本人が照れている様子、“顔は良かったのですが身長が高すぎて・・・。”それにどうしても声が難しかった等など沢山の撮影エピソードが披露された。ちなみにご本人が好きな回は第16話、イルジメがウォルヒの死で変化して行くところが演技的に一番好きだったという。ここで一つ話題となったのは彼が大好きだという日本のアニメ『流浪の剣士』。これと第16話がどのように絡んでいるかは残念ながら読んでいないので解説できないがスタイルは似ているようだ。
ところでこのトークタイムに流れていた曲はチョン・イル氏自身が選曲したボクの好きな曲集だそうでファンミーティングへの熱の入れようが窺われる。

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さて第2部ではドラマに月琴が出てくるが一層音が良いからと選ばれた琵琶の演奏、さくらんぼと芙蓉が描かれた美しい琵琶が持ち出され「♪歌人」、続いて「♪四季のうた」がその細く美しい指で奏でられた。スクリーンには歌詞が映し出されファンも歌で共演を果した。続いて同じくドラマOSTから「♪ 僕が夢見る場所」が演奏され、一音一音丁寧に爪弾く彼の姿に精一杯準備してきたという真面目さが伝わってくる。
変わってスクリーンには春を思わせる薄いピンクとグリーンのハンボク姿の彼、韓国式の伝統茶道のお稽古と、韓国の伝統的クッキーを手作りする様子。このクッキーは日本のお干菓子のような感じだ。
お母様から日本の茶道を学んだ事もあるというイル氏、千利休の<和敬静寂>の話を引いて“お茶を飲み綺麗な心で生きて行ければと良いと思います。”と日本語で話し、お母様の見識の深さも感じられた。

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ステージでは彼自らその韓国伝統茶道のお手前を披露し、選ばれたファンに摘みたての貴重なお茶ヘッチャとタシッという伝統菓子が振舞われた。お作法も解説、ここでも彼の生真面目さが伝わってきた。
さてステージではファンからの質問に答えるトークタイム、愛用の洋服、大好きなCDや愛読書、貴重な愛蔵品などのプレゼントコーナーと続いた。そのプレゼントの数たるや相当数にのぼり、その中にはお母様手づくりのスカーフもあり、彼が一人でも多くのファンへプレゼントしたいとの心遣いが感じられた。最後には身に着けていたアクセサリーも全てファンへのプレゼントとなった。

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また白のジャケットに着替えて再登場のイル氏、今度は歌のプレゼント。「♪サランへョ(日本原題:大きな古時計)」を韓国語で、『パリの恋人』OSTから「♪ 愛してもいいですか?」甘いメロディーの曲を選曲、ここでも真面目に歌うチョン・イル氏にファンはうっとりと聞き入るという風だった。
続いて2ショットフォトタイム、続いてファンの為の1分間のフォトセッションが設けられた。またファン全員との集合写真が撮影された。
そしてファンからのメッセージカードが渡され、イル氏ご本人が読み上げた。
最後に短くて至らなかった点もあると思うがありがとうございましたとファンに礼を述べた。

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チョン・イル氏、是非伝えたかった思いは手紙の形で読み上げられた。
一期一会という言葉のように皆さんと出会えた縁を一生忘れない。今日の思い出はまた僕に新しくがんばる力を与えてくれた。これからも僕の事を愛してくれる皆さんのために一生懸命がんばる。母は季節が変われば桜はないけれどその香りはいっぱいあると教えてくれた。僕はその心の香りを日本のファンの皆さんにあげたい。またお会いできる事を楽しみにしていますとその思いを伝えた。そしてファンミーティングの開催に尽力してくれたKNTV、Frauインターナショナルの皆様に感謝すると結んだ。
スクリーンにはファンミーティングの為準備に余念がない彼の様子が映し出された。
その後2日間徹夜して書いたというサインがファン一人一人に握手と共にプレゼントされた。
こうしてご両親が見守る中開催された『 チョン・イル1st  Fanmeeting~ Secret Time in Japan~』は幕を閉じた。
待ちに待ったチョン・イル氏の来日にファンはとても楽しい時を過ごした事だろう。
次回作もすでに決まっているチョン・イル氏、今年一層の注目が集まりそうだ。
ところでチョン・イル氏がアジアドラで放送した『クク島の秘密』(2008年)に出演している事はご存知だろうか。第1話に友情出演している。




 『宮~Love in Palace』のファン・インレ監督が1975年に新聞連載された漫画『一枝梅』(コ・ウヨン作)を忠実にドラマ化!
若手注目株の筆頭 チョン・イルが民衆のヒーローとして愛される美賊<イルジメ>を演じるアクション時代劇。
アジドラで放送したイ・ソジン主演『火の鳥』のチョン・へヨンも出演している。

 

『美賊 イルジメ伝』
 
 
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毎週(土・日)午後7時30分~午後9時00分他 KNTVにて放送中
 
KNTV『美賊イルジメ伝』関連ページ
http://www.kntv.co.jp/prog/detail/?p=7917


また今回のファンミーティングの様子は後日KNTV韓ナビでも特集として放送されると思うのでKNTV番組表でご確認いただきたい。

 

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コメント 4

aki-pon

先日は、コメントを頂きながら、こちらの設定ミスにより
非公開のままとなってしまいまして、誠に申し訳ありませんでした。
不快な思いをおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。 

by aki-pon (2009-06-30 23:47) 

上野まり子

aki-pon様

いえいえ、そのようには思っておりません。
私の方は少しゆっくりとアップしている状態です。
いつもお邪魔しては楽しませていただいております。

またお越し下さい。
私も邪魔いたします。
by 上野まり子 (2009-07-01 02:20) 

ulyssenardin36000

幅広い活動されている青年ですね。いくつになっても「見習わなくては」^^;
by ulyssenardin36000 (2009-07-03 05:03) 

上野まり子

ulyssenardin36000様

ご訪問ありがとうございます。
若いと言うことがうらやましくなりますね。
これから何でも出来ますから。

またお越しください。
by 上野まり子 (2009-07-03 11:19) 

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