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シナリオの説得力が重要 チョン・ウソン来日 [韓国俳優取材REPORT]


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こんにちは上野まり子です。

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WOWOWが10月10日(土)に開催する「WOW FES!」の「MOVIE STAR’S PROJECT」の顔として2006年11月の『Sad Movie(サッドムービー)」』以来3年ぶりにチョン・ウソン氏が来日した。

WOWOWは2011年の全面的デジタルを機にフルタイム、フルハイビジョン、3チャンネルのサービスを開始する。
本格的デジタル放送時代に向けたWOWOWの大きな挑戦の第一歩と位置づけられた「WOW FES!」はWOWOWのスローガンとなっている<これからのTV>をテーマに10月10日(土)、東京渋谷の代々木体育館を中心としたエリアでテレビ局を飛び出して一体何が出来るかを試みる。

このイベントのひとつの柱となっているのがWOWOWと世界のムービースターがタッグを組み新しい試みに挑戦をするという「MOVIE STAR’S PROJECT」、その最初の俳優としてチョン・ウソン氏が選ばれ、記者会見が行われた。
さて記者会見は「WOW FES !」の趣旨を説明する映像が上映された後WOWOW代表取締役社長和崎信哉氏がWOWOWの更なる飛躍を込めて全社一丸となって総力をあげて取り組むイベントだと紹介、続いてこのイベントの総合構成を引き受けた映画「おくりびと」の脚本家 小山薫堂氏が、この「WOW FES!」を<WOWOWブランドの大人の学園祭>と位置づけ人を感動させる企画を用意していると発表した。

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和崎氏                   小山氏

記者 質疑応答
Q :イベントの継続性、成長について
A(和崎氏):少なくとも2011年10月に予定している3チャンネル体制までは継続して開催する事を前提にしており、今回はキックオフイベントと考えている。徐々に拡大していきたい。
Q :イベントの総制作費について
A(和崎氏):現在進行中のためWOWOWの総力を挙げて取り組んでいるということで理解して欲しい。具体的な数字はペンディングにさせていただく。
Q :このイベントで一番こだわった部分は
A(小山氏):民放の大衆性とは違いWOWOWの視聴ターゲットが価値観が解る30代以上と明確な為、趣味性の高いもの、ブランド力を持ったものを入れていこうと思う。

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「MOVIE STAR’S PROJECT」の解説映像及びにチョン・ウソン氏の紹介映像が作品を通して、或いは製作者としての顔として紹介された。
そしてステージバックになっていたボードが真ん中から開く形でいよいよチョン・ウソン氏が登場、黒いタキシードにドット柄の蝶タイでアクセントを加えた衣装に身を包み、柔らかな笑みを浮べて歩み出した。
 “ミナサマ コンニチハ チョン・ウソンデス。”今回のすばらしいプロジェクトで皆様に久しぶりにお会い出来て嬉しいと挨拶した。

早速代表質問となった。
Q:最新映画の公開前の放映について
A:公開前の放映は異例のことだが「MOVIE STAR’S PROJECT」としてチョン・ウソンを取り上げたいとのオファーだった為、シナジー効果のアップも期待して引き受けた。
Q :熱愛報道、結婚観について
A:その若い女性が誰なのか僕も会ってみたい。(顔も知らないでどうして付き合えるのか、それを書いた記者に紹介して欲しいと軽くかわす。)結婚、恋愛については最近のテーマだ。相手はまだ決まっていない。
Q :日本の女性は(アナウンサーも韓流ファンだろうか)
A :(会場をゆっくりと見渡す余裕を見せて)じっくり見てみましょう。
Q :沢山持っているプロジェクトの内発表できるニュースは
A :来日前男性用カジュアルウェアーのランチングとカタログ撮影をして来た。
Q :映画の監督をする予定は
A :映画監督の夢を抱いていたが2年前にプロダクションを立ち上げ今回の「きみに微笑む雨」も共同制作として参加している。夢が具体化している。監督を目標とし、シナリオを執筆中だ。シナリオライターに預け開発しているプロジェクトも数本ある。今後どの作品でどのタイミングにするか決定する段階だ。現在出演映画の準備中だ。また多くのファンの声に答えドラマへの出演も準備中でその後来年前半には監督デビューを考えている。
(以前からgodのMVなどで彼の監督作品を見ているがすばらしいセンスだと思っている、大いに期待したい。)

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記者質疑応答
Q :3年ぶりの来日に行きたいところ、食べたいものは
A :来日のたびに日本が好きになる、若い頃は理解できなかった事も年齢に連れ視野が広がり気づくこともある。公式来日だが観光のようにわくわくした気分だった。日本の見るもの全てが新鮮で方々に行ってみたい。具体例をひとつあげるならオープンカフェに座り東京の街の雰囲気を感じてみたい。
(これはファンの方が協力し、彼を街で見かけても遠くから“楽しんでいるな!”と静かに見守ってあげることで可能になるのではないだろうか。原宿あたりのオープンカフェに彼が座っていることを想像するととても似合いそうだ。ぜひ実行に移していただきたい。)
Q :今度の映画は成都で撮影しているが四川地震を取り扱っているか?
成都での撮影エピソードは
A :成都は山に囲まれている為か地震での被害は思ったより大きくなかったが、郊外では想像絶する被害を受けていた。映画では実際の地震の被害より地震で心に傷を抱えた女性がある男性と出会い、心の傷みを振り返り癒すという過程が描かれている。成都は食べ物、女性、パンダ、酒の4つが有名だが、美しい女性は上海や北京に行っているそうなのでもっぱらパンダを見て過ごした。(こんなユーモア溢れる答えに会場も笑いが起こった。)
Q :役者として最も大切にしていることは
(チョン・ウソン氏はここでほんの少し沈黙した。この質問は私がインタビューにおいて俳優さんに良くする質問だ。しかしこの事は大変重要だと思っている。そこで軽々しく答えずに一度間をおいたところに彼の誠実さを感じた。)
A :自分がシナリオにいかに説得させられるか、そのシナリオにどれだけ真実が盛り込まれているかが重要だ。キャリアを積んでくると作品の新しい試みについても関心を寄せるようになって来た。そのチャレンジから多くのものを吸収できると思っている。

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終始手を動かし丁寧に答える姿に自身の考えを少しでも理解してもらおうという気持ちが伝わってきた。ダンディーと言う言葉は少し古いかも知れないが初めてお会いしたチョン・ウソン氏の印象はやはりそのように表現したい。今回も番組があればインタビューで皆様にお伝えできるのにと思ったしだいだ。
この後フォトセッションとなり多くのマスコミのカメラのリクエストに応えさまざまな表情を見せてくれた。また来場のファンから花束が贈られ満面の笑みを見えた。

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その後囲み取材も行われたがこの部分はマイクなしだった為、私のところまで声が届かなかった部分もあり、概略となる。
Q:劇場公開前の放映について
A :最初は心配だったが、このプロジェクトへの参加を決定付けたのは日本人の文化に対するマインドや姿勢に寄るところが大きい。このプロジェクトが成功すればより大きなプロモート効果になると考えた。日本人は良い作品であれば映画放映後でも劇場に足を運ぶという文化に対する真摯な態度がプロジェクトへの参加を決定付けた。高い見識があると聞いている。
Q :「きみに微笑む雨」の試写について
A :関係者試写を見たが技術的な側面を考える為客観的には見られない。
(この話は良くわかる。実際『上野まり子のアジアンスターインタビュー』を放送していたわけだが、編集作業を行うときにはインタビュアとしての<上野まり子>は編集している<上野まり子>とは別の人間として客観的に編集にあたる。したがってインタビュー時点で思い入れのあるシーンや質問でもばっさりと切ってしまうこともあった。)
韓国ではまだ試写も行われていないがマーケティングチームは全て女性で彼女たちには好評だった。シナリオを見たときに特定の女性に訴えかける映画になるだろうと思った。
学生時代を思い出して広い世代の人に見て欲しい。学生時代の恋愛を思い返してみると思わぬ発見があるがどうしてあの時は気づかなかったのだろうというような淡々として淡い感情を映画を通して思い返して欲しい。皆様も恋愛の経験があると思うが気が弱くて告白できなかったり相手が何らかのサインを送っていたにもかかわらず気づかなかったりした経験があると思う。

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ここでプライベートな話題となったようだ。
A:長い間恋愛をしていた、残念な結果となったが美しい愛の思い出として胸に留めておきたい。傷を癒すには時間がかかったが美しい愛としてこれからも大切にしたい。それが過去の愛に対する礼儀だし、愛を信じる事がこれからも愛する事を続けることになる。
“愛に対する討論会のようだ”と笑顔を見せた。
実はインタビューの際にまず最初にNGが出る質問は恋愛についてだ。このように俳優から恋愛についての考えを聞くことはあまりなかった為新鮮だった。そしてやはり大人だなと言うことも大きな印象のひとつだった。
それでも止めないで恋愛話を聞けるのは男性のインタビュアだったからだろうか?
Q :最近の恋愛報道について
A :マネージャーからも本当ならはっきり言うようにといわれたが事実ではないし面白い経験だった。小さな誤解や噂が信頼関係を崩していく。このことをシナリオに書いたらどうかと思った。
まだまだ突っ込むインタビュア、
Q :火のないところに煙は立たないが
A :たまには先に煙を炊いて後から火をつけるということもあるけれど。
(非常に大人なウィットに富んだ答え、普通はここまでやるといやな顔をされるものだ。さすが大物スターの貫禄だ。)
それでもまだまだ行きますインタビュア
Q :それでは今はお一人ですか
A :今は多くの女性を眺めているというところです。
Q :それではチャンスがありますね。(この質問は大勢の女性記者に気遣ってのものか?)
A :えぇ、僕もこれから多くのチャンスが訪れるように期待しています。
最後のメッセージ
このようなすばらしい機会を通して皆様にご挨拶できることをとても嬉しく思っている。
チョン・ウソンに対する変わらぬ愛情とご声援を頂いていることを十分に理解している。これからもお元気でお幸せにお過ごしください。
こうして大恋愛論を披露した囲み取材は終了した。
あまりに多くのカメラのシャッター音のため、途中聞き取れない部分もあったのはご了承いただきたい。

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8月2日にはこのイベントの総合構成を担当した小山薫堂氏の映画『おくりびと』が公開中にもかかわらず放送される。しかも製作のTBSよりも先の放映となり画期的だと言える。
10月10日当日はチョン・ウソン氏が再度来日しこの秋公開の主演映画「きみに微笑む雨」のジャパンプレミア試写会&トーク・イベントが開催される。
この映画は ぺ・ヨンジュン氏主演映画「四月の雪」のホ・ジノ監督がメガホンを取り、偶然再会した男女の淡く儚い恋の物語を描いている。
また10月17日には劇場公開に先駆けて一度だけプレミア放送をすることになっている。
合わせて映画のクランクインから今に至るまでの100日間を密着したドキュメンタリー「Backstage Pass 密着!チョン・ウソン 100日間の軌跡」も放送になる。
ユーモアに溢れ、飾らない気さくな人柄、意外な素顔が映し出されているそうだ。
250万世帯の契約数を誇るWOWOW、総力を挙げて開催される「WOW FES!」、チョン・ウソン氏の再来日も期待することにしよう。

「WOW FES!」
開催日 :2009年10月10日
会場 :国立代々木第一体育館、第二体育館、SHIBUYA-AXおよび周辺
放送内容 :特設スタジオより生放送を中心にした構成
放送スケジュール:2009年10月10日(土)午前10:00~午後10:00(予定)(無料放送)
■「MOVIE STAR‘S PROJECT」
映画『きみに微笑む雨(仮)』プレミア試写&舞台挨拶
開催 :SHIBUYA-AX
登壇予定者 :チョン・ウソン
10月17日(土)
「きみに微笑む雨」本編放送
ドキュメンタリー「Backstage Pass 密着!チョン・ウソン 100日の軌跡」スクランブル放送

WOWOWホームページ
http://wowfes.wowow.co.jp/

チョン・ウソンジャパンオフィシャルファンクラブ
http://www.jungwoosung.jp/

 

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Aya

はじめまして。ウソンさんの記事を探していてこちらに訪問させていただくことができました!

会場の様子、それよりも彼の表情が浮かんでくるようなすばらしい記事でした。ありがとうございます!
「囲み取材」と言われる部分の内容があまり聞こえてこないのでこんなにいろんなことをお話ししていたのか、とびっくりしました。
ぜひ、こちらの記事を友人にも教えてあげたいので、ご紹介してもよろしいでしょうか?よろしくお願いします。
WOWFESも楽しみですが、『きみの微笑む雨』&ドキュメンタリーが待ち遠しいです。(あ、その前に「グッド・バッド・ウィアード」でした。笑)
by Aya (2009-07-25 14:07) 

上野まり子

Aya様

ご訪問ありがとうございます。
チョン・ウソン氏の表情が・・・は嬉しいお言葉でした。
囲み取材の頭の部分はまったく聞き取れずREPORT出来ませんでした。
いずれどちらかの記事にあがってくると思います。

記者会見のときとは違うリラックスした表情で
特に手の動きがとても綺麗でした。

『グッド・バッド・ウィアード」の公開も楽しみですね。
映画『きみに微笑む雨』もですが
ドキュメンタリーは特に待ち遠しいです。
彼のいろいろな面が見える構成になっているようです。

お友達にぜひご紹介ください。
多くの方にお楽しみいただきたいと思います。

またお越しください。
by 上野まり子 (2009-07-25 23:49) 

Aya

ご丁寧にお返事ありがとうございます!
では、早速、ご紹介させていただきます!

>手の動きがとても綺麗
!!!なんという視点!そうなのですよね~。
ウソン氏の手は、指が長いせいかなんともいえない表現を
かもし出すように思います。

これからも応援しております。
お言葉に甘えてまたお邪魔します^^ありがとうございました。
by Aya (2009-07-27 08:27) 

上野まり子

Aya様

どうぞ宜しくお願いします。
by 上野まり子 (2009-07-27 14:16) 

まるめろ

チョンウソンかっこいいですよね~
今度公開されるGoodBadWeirdにも出演してますよね
とても楽しみですね♪
http://gbw.jp/top.html
by まるめろ (2009-07-27 17:39) 

上野まり子

まるめろ様

ご訪問ありがとうございます。
いよいよ『Good Bad Weird』やっと公開になりますね。
チョン・ウソン氏はこの映画で受賞しています。
公式サイトのご案内ありがとうございます。

またお越しください。
by 上野まり子 (2009-07-27 17:51) 

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