ソ・ドヨン　クァク・キョンテク監督のドラマに出演できて光栄：上野まり子のアジアン・スターインタビュー：So-netブログ

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ソ・ドヨン　クァク・キョンテク監督のドラマに出演できて光栄　[韓国俳優取材REPORT] [編集]

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こんにちは　上野まり子です。

最近韓国にて大きな話題となっているのは映画『友へ　チング』のドラマ版『チング～僕達の伝説」、映画と同じくクァク・キョンテク氏が監督を務める。
監督の故郷でもある釜山を舞台に強い絆で結ばれた親友（チング）の熱いストーリーだ。
ドラマ版ではチャン・ドンゴンが演じたドンス役を人気俳優ヒョンビンが、ユ・オソン演じたジョンソク役を釜山出身の俳優キム・ミンジュンが演じる。そして今日の主人公ソ・ドヨンはアウトサイダーになって行く友人たちを横目に勉学に励み大学に進学しエリートとなるチョン・サンテク役を演じる。
本作品は成人してからのシーンを先撮りし、青年部分を後撮りという方法が取られた。
ソウルでの会見ではヒョンビン、キム・ミンジュン、ソ・ドヨンら主人公たちが短髪に学生服で臨み話題となった。韓国ドラマ界はその日の放送分を数時間前まで撮影しているというスタッフにも俳優にも過酷な現場だった。しかし近年は良い作品を作るには時間の余裕が不可欠ということで、かなりの量を放送前に撮影するという前撮りが主流となりつつある。そしてこの「チング～俺達の伝説」もこの方式が採られた。
韓国ではすでに放送がスタートしており、出演俳優らが今までのイメージを脱ぎ捨て新しい姿を見せていると視聴者やマスコミから好評だ。
ソ・ドヨン氏にとっては所属事務所を変えての初作品であり、今後の俳優生活のキーとなる作品とも言える。
さてそのソ・ドヨン氏が１年ぶりに来日し、７月２５日中野サンプラザにて『ソ・ドヨン　ファンミーティング in ＴＯＫＹＯ』（主催　株式会社KJ－net）が開催された。

イベントに先駆けて記者会見が開かれるということで１４：００少し前に着くと会場付近にはファンの長蛇の列が出来ていた。最近では珍しい光景でそれだけでも彼の人気の程を窺える。
記者会見会場に入るとすでに多くのマスコミが控えていた。
少し緊張気味に姿を見せたソ・ドヨン氏、そして初めての来日ステージとなる歌手ベイジーさんが共に並んでの記者会見がスタートした。

まずはご挨拶

ソ・ドヨン氏：こんにちは、ソ・ドヨンです。１年ぶりですね～。今は緊張していますがときめきのような気持ちもあります。ファンミーティングでは楽しい時間を過ごしたいと思っています

ベイジーさん：こんにちは私は韓国の歌手ベイジーです（日本語）。今日はソ・ドヨンさんのファンミのゲストとして招待されてとても光栄に思っています。
早速質疑応答
Q、ファンミーティングを前にした気持ちは？
ドヨン氏：早くファンの皆様にお会いしたいです。ステージに上がる前は緊張していると思いますが、会場でファンとお会いしたら緊張が緩むと思います。
Q,最新作「チング～俺達の伝説」について？
ドヨン氏：ドラマの中でチョン・サンテクを演じています。サンテクは大卒記者として働いているというキャラクターです。チング（親友）たちの中でも一番のエリートで、彼らの代弁者のような役割を果たします。
Q　：見所は？
ドヨン氏：この作品では見所が盛りだくさんです。サンテク役としてはまずキスシーンがあります。レインボーという７人のグループの登場シーンもお薦めです。アクションシーンはとにかくかっこいいです。日本放送は未定ですが是非見て頂きたい作品です。
Q出演作に「チング～俺達の伝説」を選んだ理由は
ドヨン氏　：クァク・キョンテク監督の作品のファンでした。以前から監督が描く男の世界に魅力を感じていました。偶然にも監督と食事をする機会があってその後サンテク役へのオファを頂きました。キャスティングされて光栄だし、自分自身もこの作品を選んだことにとても満足をしています。
Q,「チング・・」での撮影エピソードを
ドヨン氏：作品の舞台が釜山で、撮影も釜山で行われました。ある日撮影が朝３時に終了した後、午前５時位まで皆で酒を飲みました。せっかく海のそばにいるのだから日焼けをしようと言うことになり午前１０時に再集合と言うことで一旦宿舎に帰り、翌朝各自のマネージャーも集合し点呼までして皆いざ海へ。シルム（韓国相撲）や騎馬戦など５種類の競技をして楽しい時間を過ごしました。本当に楽しかったです。
Q,ソ・ドヨンさんの素顔はどんな男性ですか？
ドヨン氏：自分のことを話すのは難しいですが・・・。私は真面目で誠実な性格だと思います。照れくさいですね。
Q,今後演じてみたい役は
ドヨン氏：「春のワルツ」のユン・ジュハのような柔らかく優しいイメージを持って頂いていますが、私自身は男臭く強いイメージの役も挑戦したいと思っています。他人からもイメージが変ったと言われる位物凄く悪い役を演じたいです。そんな役がきたら、自分のすべてを出し切って力の限り演技に集中したいと思います。
Q以前ファンミーティングでスキューバーダイビングをしたいと言っていたが、実現は
ドヨン氏：スキューバーは本当にしたんですがライセンスを取得していません。韓国では取得が難しいので海外に出たときに取りたいと思っています。休暇に３泊４日でソウルー釜山を自転車で旅しました、今度は済州島をバイクで周ってみたいですね。
―最後にメッセージ―
ドヨン氏：来日するたびに温かく迎えていただきありがとうございます。ファンの方から多くのものを頂くのに、私自身は差し上げるものがあまりなくて・・といつもそんな気持ちでいます。これからも発展し、努力を惜しまない俳優でありたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
ベイジーさん：本日はドヨン先輩のステージでデュエットも歌う予定です。日本での初めてのステージです。声援をよろしくお願いします。

この後フォトセッションとなって記者会見は終了となった。

★★★
続いて行われたファンミーティング

開演のベルが鳴り、ステージにPDが登場して“照明さんOK？音響さんは？ファンの皆さんはOKですか？・・”撮影現場をイメージしたファンミのスタートだ。
ファンの皆さんOKですか・・ファンはだんだん大きな声でOKを繰り返す。
”今から本番です”とPD、Qサインでステージがせり上がり今日の主役俳優ソ・ドヨンが登場した。意外な場所からの登場に会場から大きな拍手と歓声が沸く。
“こんにちは、1年ぶりに会えて嬉しいです。会いたかったです。”とまずは挨拶したソ・ドヨン氏、早速ファンの為のフォトセッションが行われた。ステージ右、左、中央とファンのために移動しながらポーズを取ったり手を振って満面の笑みを見せる。
MC:日本はいかがですか
ドヨン氏：1年ぶり・・。昨年の神戸以来の日本で今回は東京です。
MC：ファンの方に迎え入れられた気持ちは
ドヨン氏：来日する度に愛情を頂いて帰ります。今日は私と1日楽しく過ごして帰ってください。
MC：昨日(7月24日)来日されましたが空港はどうでしたか
ドヨン氏：大勢のファンの方が空港で待って下さって嬉しかったです。一人一人と握手をしたり話をしたいという気持ちでしたが警備や警護の関係で出来ませんでした。心から申し訳なく思います。
MC：相変わらずソ・ドヨンさんは素敵ですね
ドヨン氏：チャームポイントをよく聞かれますが、自分ではどこなのか・・・？あえて言うなら『春のワルツ』のやさしげなイメージがチャームポイントかもしれません。自分では本当によくわかりません。
MC：ヘアースタイルを変えましたね
ドヨン氏：ドラマ「チング～俺達の伝説」での入隊シーンのためにこのようなスタイルにしました。こんなに短く切ったのは入隊のとき以来です。どうですか？似合ってますか？周りからの評判が良くて私自身もしばらくはこの髪型でいこうかと思っています。
スクリーンにはドラマ「チング～俺達の伝説」の撮影風景のダイジェストが映し出された。共演者、監督、スタッフの本作にかける情熱が伝わる映像だ。
MC：「チング・・」の様子を見せて頂きましたが、撮影はどうですか
ドヨン氏：今回は優秀なサンテク役を演じています。他の方はアクションシーンもありますが私はそう多くありません。仲間が喧嘩している時に勉強をしている、そんな役ですから。
MC：少ないとはいえアクションシーンがあったようですが、どうでしたか？
ドヨン氏：通常は殴られたり蹴られる部分にパットを入れて撮影をするんですが、私が撮影したあるアクションシーンではパットを入れなかったので蹴られたとき本当に痛くて、表情もゆがみました。後からそのシーンをモニターしたらとてもリアルな映像になっていて、“よかったなぁ～！”と思いました。パットを入れてないのに何でそんなに強く蹴るんだ！と一瞬むかついたんですが。結果オーライでした。
MC：「チング・・」のクァク・キョンテク監督はどんな方ですか
ドヨン氏：実は私は監督のファンでした。いつか一緒に仕事をしてみたいと思っていた方です。だから今回は縁あって仕事が出来てとても幸せです。ユン・ソクホ監督が優しいカリスマならクァク監督は強いカリスマのある人で尊敬をしています。
MC：ドラマで釜山なまりを話さているそうですが、練習は？
ドヨン氏：方言の勉強をしたいと思い指導の先生と2ヶ月間同居をしました。もちろん男性です。現場では釜山出身の監督からもアドバイスをもらいました。カセットテープに監督自ら台詞を録音してプレゼントしてくれました。
MC:方言指導の先生との暮らしはどうでしたか
ドヨン氏：本当は高いもの、美味しいものをご馳走したかったんですが、なかなか時間が取れなくて私が住んでいた部屋で味噌鍋やキムチ鍋を作って一緒にご飯を食べました。先生はとても良い人で、私が食事を作ると先生は洗いものをしてくれたんです。先生に「本当にありがとうございました」とお礼を申しあげたいです。
MC：苦労して会得された釜山方言を少し話してもらえますか
ドヨン氏：今思いついたフレーズでいいですか？・・・・・（しばらく考えて）標準語だと＜オッパ、サラゲ（愛してる）＞を釜山だと＜オッパ、サラハンデ(愛してるで)＞、もう１つ標準語で＜カッコイイ、イカシテル＞という言葉が、釜山では＜チギネ（凄い）＞がいう言葉で表現され、＜イカシテ＞という意味に変化します。

スクリーンには「俳優ソ・ドヨンのお仕事」と題されて、ある日の彼を撮影風景が映像で紹介された。行きつけの美容室でヘアー、メイクを整え指定の場所へ移動、「チング～俺達の伝説」のインタビューや撮影に応じる。移動車中で質問に答える自然な対応やユーモアのある答え。例えば「飲みものは牛乳が好き、牛乳はパンやキムチ等なんにでも合うが、さつまいもとの愛称がベストだと思う」。（この時彼が飲んでいたのは＜おいしい牛乳＞）。赤ちゃんは好き？の質問には「好き、結婚したらすぐにほしい」と即答。
それを受けてMCが
MC：今のVTRの中で赤ちゃんが好きと話されましたが、どんなパパになりそうですか
ドヨン氏：いろいろなところに連れていってあげたいです。自分の働く現場も見せる機会があれば連れて行きたいですね。スポーツも一緒に楽しみたいです。
すでに良きパパになる心積もりは出来ているようだ。
MC:印象に残るファンは？
ドヨン氏：最近ある方からファンレターを頂きました、そこには私とその方が旅をするという小説が書いてありました。とても興味深く読ませていただきました。

ここで会場のファンからの質問コーナー、抽選BOXが持ち出され半券を選ぶドヨン氏。
Q1，お休みの日は何をしてますか
ドヨン：釜山でずっと撮影をしていて3週間前にソウルに戻ってきました。この間はお休みと聞いていたのですが、実際は仕事が入って休みは2日だけでした。その2日は友達とお酒を飲んで楽しく過ごしました。
Q2，今すぐ主人と別れてくるんで結婚してください～
ドヨン氏：すでに結婚されているので・・・お子さんは・・・もしそんなことになったらご主人が恐いです。
こうして大胆な発言もうまくかわす彼。
Q3，旅行したいところはありますか？
ドヨン氏：オートバイで済州島を旅したいです。私はスクーターなんですが。

さてこの春からNHKのハングル講座に映像で出演をしているソ・ドヨン氏、そんなVTRがスクリーンに映し出された。
そこで「ソ・ドヨンと学ぶ韓国語」のコーナー。
ファン4名が抽選で選ばれ、ハングル講座出演のシーンが再現された。

私のファンは韓国語を勉強されている人が多いです。練習すればもっと上手に話せると思います。
本当に最近のファンミーティングでファンの皆様が通訳を聞く前に反応する。大好きな人を少しでも身近に感じようとする努力には頭が下がる。

ここでドラマ「チング・・」キャストからファンミーティングのお祝いメッセージ映像が映し出された。
ヒョンビン：「最初はとても純粋な人だという印象でしたが、ひょうきんな面もあることを知りました。ソ・ドヨンさんをいつまでも大切にしてください。そして今日はいい思い出を作ってください」
その他共演者のキム・ミンジュン、ぺ・クリン、ワン・ジヘ、チョン・ユミ、イ・シオンが各々メッセージした。
こうして第１部は終了した。

★★★
さて第２部のスタート

まずはゲストの女性歌手ベイジーさんのステージ。現在の活動曲「♪チジリ」、続いて２曲目はソ・ドヨン氏とのデュエットで「♪奇跡」。そしてソロで3曲目「ファーストラブ」を日本語で。柔らかく優しい歌声を披露した。
ドヨン氏：デュエットは緊張しました。
ベイジーさん：ソ・ドヨンさんと同じステージで歌うという事で緊張してしまいました。ソ・ドヨンさんは一生懸命練習をされたんですよ。同じ事務所なのですが後輩のことをよく気遣ってくれる良い先輩です。ご飯もよくご馳走してくれます。
ドヨン氏：こんな風に言われて光栄です。今度またご飯おごるね

続いてファンと演技共演
用意されたシーンは思い出の公園での別れのシーン、空にかかった虹をみた後のプロポーズシーン。ここでドヨン氏は跪いてプロポーズを。実はドヨン氏私生活はもちろん仕事でもプロポーズのシーンは演じたことがなく生涯で初めてのプロポーズだったそうだ。たとえ演技と言えどもファンがその光栄な相手役となったことになる。

★★

恒例の私物プレゼントコーナー
＜ソ・ドヨン　カルトクイズ＞の形をとり正解者へ。。彼が用意したプレゼントはギター（ドラマシーンのため練習用に購入した物）、そしてお宝物と言うべき「チング～俺達の伝説」の１９、20話の台本、几帳面に彼が書き込みをして撮影に備えたもので撮影に臨む息遣いが伝わってきそうだ。そして前述のカセットテーププレイヤー、これは釜山の方言の練習に使用したもの。最後は東京表参道で購入した度入り眼鏡、最近レーシックの手術をした為今は眼鏡をかける必要がなくなったそうだ。
ここでちょっとそのクイズをご紹介しておこう。
生まれたときは３５００ｇ以上（○）、今まで付き合った人は3人より上（○）、お酒よりケーキが好き（×）、寝るときは裸だ（×）、貯金が趣味、通帳は3冊以上ある（○）最近家を購入した彼は“家を買うときには通帳が１冊では買えないのです。”韓国住宅事情もご紹介いただいた。几帳面で部屋はいつも綺麗（×）、コーヒーは飲めない（×）。
さあ皆様ソ・ドヨン氏の素顔少しわかりましたか？

★ ★

その後握手会と撮影会が行われた。合間にはファンに手を振ったりと声援に応えるソ・ドヨン氏。

★★

最後に“今日８０歳のお誕生日だった愛する祖父に帰国したら僕が日本でどんなに暖かく迎えられたかを伝えたいと思います。祖父は孫が日本で意味深い時間を過ごしたと思ってくれるでしょう。今日は本当に長い時間ありがとうございました。俳優としてこれからも良い姿をお見せ出来るようにがんばります。”とメッセージした。