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『キッチン~3人のレシピ~』10月3日公開 [映画紹介]


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こんにちは 上野まり子です。

今年日本で大きく問題となっている芸能人の薬物使用、この春韓国でも大麻使用などの発覚事件が起き、大きく取り上げられた。その為直前となって公開が見送られた作品がある。
人気俳優だったチュ・ジフン主演の映画『キッチン~3人のレシピ~』だ。当初の公開予定の5月30日に先駆けて3月31日に記者会見も行われた。今日は見送られていたこの作品が10月3日公開されたことを受けて記者会見のREPORTをお届けする。事件についてはこちらではコメントする立場にないので、純粋に作品として取り扱うことにした。

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『キッチン~3人のレシピ~』は同じくチュ・ジフン主演の映画『アンティーク西洋骨董洋菓子店~』の脚本家であるホン・ジヨンの初の長編監督作品だ。男性が多い韓国映画界において韓国を代表する女性監督で今後の期待も大きい。
主演はドラマ『宮~Love in Palace 』、『魔王』で一躍人気スターとなったチュ・ジフン、ヒロインは『魔王』で共演したシン・ミナ。映画『甘い人生』、『サッド・ムービー』ドラマ『美しき日々』で若手ながら着実にキャリアを積んでいる女優だ。そして安定した演技で定評がある実力派俳優キム・テウを迎え揺れ動く感情や愛する心を繊細なタッチで描き上げた、切なく愛おしい3人の奇妙なラブストーリーだ。

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記者会見は3月31日ウェスティンホテル東京、鮮やかなブルーのジャケットで姿を現した彼は緊張しつつも主演映画2作品が続いて日本公開されることもあり何処か誇らしげだ。続いてホン・ジヨン監督が登場となった。チュ・ジフン氏は一人での来日となり残念だが がんばってプロモーションすると挨拶した。監督は“はじめましてホン・ジヨンです。”と日本語で挨拶した後、3度目の来日で日本はいつも良いアイディアを与えてくれるとまずは日本の印象を話した。この映画は5年の構想を経て、キャスティングに1年半を費やしたデビュー作で3角関係を新しい恋愛の形として具現化した作品で、普段は女性がいるはずのキッチンに二人の男性が入り織り成される物語だと紹介した。またそのキャスティングについて問われ、“1年半掛けたほど重要で、自然な演技と3人の俳優の調和が大切だと思った。チュ・ジフン氏はデュレと同じ年齢だった、その事で多くのアイディアを貰った。シン・ミナさんは『魔王』でチュ・ジフンと共演をしていた。キム・テウ氏はシナリオを読み込んで来て心配が要らなかった。其々の2人の関係が紡ぎ合わされ、3人の関係を描いていった。最善のキャスティングだった。”と語った。

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そのデュレを演じたチュ・ジフン氏は感情表現がストレートな点が似ていた。シナリオは温かく、具体的なモチーフは小さな日常だが、幸福は小さな日常に感じることが出来るという映画のテーマもあわせて語った。また劇中のフランス語の歌については、最初は戸惑ったが監督がパリ留学の経験もあり、フランス語のレッスンも受けた。努力したが結局は後でアフレコで撮り直したとエピソードも紹介した。
ホン・ジヨン監督は村上龍作品の愛読家で、多くのインスピレーションを貰ったというが、今作品の美術に関して来日の際に表参道や代官山を歩き回り多くの影響を受け、一つ一つの小物にも意味づけがあるとこだわりを見せた。
自身ビジュアル主義で、作品は3分の1以上が家の中のシーンで全体的に静かでゆったりとした雰囲気を出したが、それは日本映画に通じるところがある。映画はドラマ以上の特別なイメージを与えられる為、格別な思い入れがあったと答えた。
天才シェフを演じたチュ・ジフン氏は料理の特訓は?の問いに天才と名が付く役が多いが自分は天才ではないと前置きしてフレンチは難しいが習う時間の余裕もなく、包丁捌きや手の動きだけを習って対応した。その成果について普段の一人暮らしだが手間がかかる為避ける傾向にある、包丁捌きはうまくなったが“後片付けが・・・”と笑いを誘った。
ちなみに化学調味料をふんだんに使った韓国料理は作れるそうだ。
チュ・ジフン氏はどのようなアイディアを出したかと訊かれたホン監督は見慣れないデュレという人物のスタイルをどのように描くかについて難しかった。チュ・ジフンのチームが多くを提案してくれてその中からセレクトした。またせりふの言い回しの細かなところまで選択肢を与えてくれた。駐車場で歌うシーンも難しかったがチュ・ジフンだからうまく撮れたとべた褒めだ。
チュ・ジフン氏は、デュレは何事も許されるタイプだった。人の心が揺れるのは仕方がない事だと思う、と共感できたシーンを語っている。キャラクターを演じるに当たり監督が最も重要だとしたことは<デュレは罪の意識を持ってはいけない>という事だった。デュレの純粋さを前面に出す事で主人公の正当性を現したと言う。また出来る限り演じるということをしなかったとも語った。
チュ・ジフン氏は最後に“映画はメッセージで感動を与える。”と結んだ。
監督のお気に入りは、物語の始まりとなる情事のシーン、駐車場でセレナーデを歌うシーン、部屋のシーンでモレは眠り、男性二人が話している平和で穏やかなシーン、機内でデュレが咽び泣くシーンの4シーンを上げている。
最後にチュ・ジフン氏は<人の日常は些細なことでも美しい、小さなことが輝いて見えるだろう。>を感じていただけるだろうとメッセージした。

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パリ留学中に日本の友人から日本人より日本的だと言われた経験を持つホン監督はこの映画は国の違いもない正直な愛の感情を表現したもので日常の静けさの中の輝いている大切なものを感じていただけるだろうとした。またこの作品への反応は次回作に反映することになるだろうとも語っている。その後フォトセッションとなり記者会見は終了した。

さて静かな日常で起きた出来事、そして奇妙な関係、物語はどのような結末を迎えるのか続きは劇場でご覧頂くことにしよう。



天真爛漫で純粋なモレ
幼なじみで優しい夫サンイン
そしてパリからやってきた自由奔放な天才シェフ、デュレ
3人の愛しくて奇妙な共同生活が始まった。

『キッチン~3人のレシピ~』

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コピーライト:c2009 SOOFILM All Rights Reserved.

【ストーリー】天使のように天真爛漫で純粋無垢なアン・モレ(シン・ミナ)は幼い頃からいつも側に居てくれて兄のよう慕っていたハン・サンイン(キム・テウ)と結婚して1年になる。趣味の絵を生かして日傘の店を営むモレは、ある日こっそり忍びこんだ現代アートの展示会場でパク・デュレ(チュ・ジフフン)と不思議な出会いをする。オーナーに見つからないようにと隠れた窓際の柔らかな日差しの中で理性を失った二人、モレはその名前も知らない男との事を正直に夫に話す。怒りながらも許そうとするサンイン、計画中だったレストランを一緒にやることになったと連れてきたシェフはあの日モレが出会ったデュレだった。居候をすることになったデュレと、モレ、サンイン夫妻。3人の奇妙な共同生活が始まった。


主演 チュ・ジフン シン・ミナ キム・テウ
脚本・監督 ホン・ジヨン
制作 ミン・ジンス
配給 ショウゲート
協力 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン

10月3日
シネカノン有楽町1丁目、新宿武蔵野館、
ヒューマントラストシネマ文化通り、ほかロードショー
   
映画『キッチン』公式サイト
http://www.kitchen-movie.com/

 

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