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韓流スターズ ガラコンサート2010 取材レポート [K-POP 取材REPORT]


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こんにちは 上野まり子です。

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4月22日東京国際フォーム ホールAにて『韓流スターズ ガラコンサート2010』(主催:株式会社ハーモニー)が開催された。出演は<天上の声>と呼ばれるチョ・グァヌ、<天上のハーモニー>と呼ばれる人気R&BグループV.O.Sのメンバー キム・キョンロク、4月上旬にコンサートをしたばかりだが今回はソロでの参加。また話題のドラマ『チング』でメインテーマを歌ったフィ。演奏を務めたのは先日の『日韓友情フェスタ』にも出演したバラダン室内管弦楽団。スペシャルゲストは演劇、ミュージカル、ドラマ、映画と縦横無尽に活躍する俳優オ・マンソク。主演した『王と私』は朝鮮時代9代国王・成宗の時代、宮廷内で影響力を持つ官僚集団「宦官」を中心に権力争いの中の宮廷人の愛憎を描いた作品で、彼は愛する女人のために宦官となって忠節に仕えたキム・チョソンを演じた。歌でもその実力が認められている。

◆◆

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さてコンサートはバラダン「♪歴史物語」、勇壮な太鼓の音でスタートした。もの悲しげな弦の音、悠久の流れをピアノの旋律が奏でるなど数々の歴史ドラマの世界を定評のある演奏で繰り広げ、再び太鼓の響きで収めた。

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続いてはフィの登場、「♪横断歩道」、皆さんが共感できる曲を選曲し、一生懸命練習したと山口百恵の「♪秋桜」を日本語で。続いてヒョンビン、キム・ミンジュン、ソ・ドヨン主演のドラマ『チング~愛と友情の絆』のメインテーマ「♪僕のものにならない君」を歌い、スレンダーな体にパワフルな歌声を披露した。

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2月7日には『韓流バラードの祭典』、4月3日には東京でコンサートをしたばかりのV.O.Sのキム・キョンロク氏は今回ソロ歌手としての参加、「♪もう他人だ」で悲しくドラマチックな歌唱を披露した後は手拍子に乗って「♪ジョイフル、ジョイフル」、彼としては珍しく明るい曲。

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4月4日に観客としてこのホールに来て、その広さに驚き自分がこのステージで歌えるだろうかと不安になったと言う。“今日は一人なので緊張する。”と言いつつ、“ファンの歓声を独り占めできる、僕だけを見て!”と笑いを誘った。2ヶ月で7kgのダイエットをしたというスレンダーなボディー、それでも歌の迫力は変わらない。会場から“モシッター!(かっこいい)”と声がかかると“あなたは幸福になれますよ!”とお茶目な姿も見せた。

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さて歌のステージは安全地帯の「♪ショコラ」の韓国カバー曲。続いては自作の楽曲を2曲。「♪あなたでありがとう」は“I love you、I love You!”と一緒に歌うように促して。僕の全ての想いを込めてと「♪君がなぜそう」、彼にどのようなドラマチックな恋があったのだろうと思わせる迫真の歌唱を披露した。

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ステージはこの日ただ一人の俳優オ・マンソク氏登場。スクリーンには初めての主演となった代表作ドラマ『ぶどう畑のあの男』名場面ほたるのシーンが映し出された。
ミュージカル『キム・ジョンウクを探せ』を見た監督が公演の後の酒席での彼の姿を見て、チャン・テクキ役にぴったりだと抜擢され、ユン・ウネと共に韓国ドラマ史上初めて色黒の俳優が主役を務めることになった、色黒なので歯の白さが際立ったのではないかとその白い歯で笑顔を見せた。またこの作品のロケ地での制作発表会の際には現地の青年と間違えたれたとエピソードも紹介した。日本ではすでに2003年クリスマスイブには東京の青山劇場でダンスのステージに立っている。マルチに活動する彼は演じる以外にも演出、脚本、作詞もする。特に一つのことに秀でていないからあらゆることを少しずつと謙遜する彼だがその才能は計り知れない。

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その一つが歌である。勿論この日もタイトルが好きでと「♪クデワ ヨウォニ(君と永久に)」を熱唱、ミュージカルに出演する彼だから当然と言えば当然だが、その実力もたいしたものだ。その歌声に引き込まれるように水を打ったように聴き入る客席。カメラを構えていた私も思わずしばし手を止めた。“永久にー!”と日本語で歌い収めた。

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主演『王と私』は演技より歌が人気となった、韓国で最高のプロ歌手と紹介されて登場したのはチョ・グァヌ氏。『王と私』から天上の声で歌う「♪千年愛」、スクリーンにはドラマの映像、そしてオ・マンソク氏は生でせりふをコラボレーションし、その悲しい愛の物語『王と私』の世界を再現した。

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一旦チョ・グァヌ氏がステージを去るとオ・マンソク氏は今後の活動について、映画『王の男』の原作劇『繭』の釜山公演が待っている。この作品では映画でイ・ジュンギが務めたコンギル役がはまり役と好評を得ている。またミュージカル『わが心のオルガン』地方公演、そしてまだ韓国でも発表していないがと前置きし、映画『フェチョンイ』(*通訳のまま。未確認)へ出演、その他『トクシアベンジャー』(未確認)の舞台に立つ予定。ドキュメンタリーのMC及びナレーションも務めると精力的な活動を紹介、スポーツで鍛えた体で頑張るとステージを後にした。

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さて歌のステージとりを取ったのは<天上の声>と言われているチョ・グァヌ氏。バラダンの演奏に乗って登場、まずは「♪コスモス」、ワルツでスタートだ。「♪心は知るでしょう」。続いては「♪悲願」細く歌いだし、やがて天上への響きとなり願いは届きそうだ。歌詞が解らなくともメロディーで感じてと「♪愛したので」、会場はその歌声に湖のように静まり聴き入った。韓国では顔のない歌手と呼ばれ、番組やステージでのトークは苦手と言う彼だが、“男なのにこんな声ですみません。”といつも謝っているが10年以上この声で食べていると笑いも誘った。

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バラダンの演奏で気持ち良く歌うことが出来たと彼、しかし当初はあまりに小さいオーケストラで大丈夫なのかと心配したという。それでも市川先生に説得され共演が実現した。今は物心共に支えとなっているとし、多人数のオーケストラより優れていると絶賛した。日本の観客は静かな僕の歌の世界に感情移入して聴いてくれる“僕が日本の観客に嵌った。”と、こちらも大絶賛だ。

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ヒット曲中のヒット曲「♪花畑」。日本語の発音が多少悪くともおおめに見てと1番を日本語で。このように素晴らしい舞台にまた立ちたい、一生懸命な姿をお見せするため、どんなに小さな人数でも呼んでいただければすぐにも駆けつけるというチョ・グァヌ氏、ソロコンサートもしたいと意欲も見せた。
さて歌のステージ、続いては五輪真弓「♪恋人よ」を全曲日本語で。彼女より高い声だ。
東洋人は顔も音楽も似ている、次はそのような曲と「♪顔」。オ・マンソク氏とのコラボレーションも合わせると全8曲を披露した。また昨年10月27日東京芸術劇場大ホールにて行われ、感動の涙で包んだチョ・グァヌ“東京伝説”コンサートがこの日CDとなって発売された。

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全員が揃ったフィナーレ、フィ氏は先輩と同じステージに立てて光栄だ。キム・キョンロク氏は韓国のドラマや音楽を愛してくれて感謝する。オ・マンソク氏は5月16日に大阪でファンミーティングを行う。そしてチョ・グァヌ氏は“皆様お元気で!”と其々メッセージして、バラダンの演奏に送られてステージを後にした。
この後、チャリティー握手会が行われた。

◆◆

 

チョ・グァヌ公式サイト
http://jkwgo.jp/news1.html

【CDリリース情報】
『東京伝説』コンサート(2009年10月27日東京芸術劇場大ホールに収録)
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発売予定日:2010年7月7日
価格:¥2.200(税込)
発売元:ハーモニー
販売元:バウンディー

バラダン公式サイト
http://www.baladin.net/

【CDリリース情報】
『韓流ドラマコンサートⅣ 「歴史物語」』
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発売中
価格:¥1.200(税込)
企画制作:ハーモニー

V.O.S公式ファンクラブ サイト
http://vos.jp/

NPO法人 日韓文化交流会
http://www.jkcf.or.jp/

『王と私』公式ページ(KNTV)
http://www.kntv.co.jp/eunuch/index.html


【今日の一言】
チョ・グァヌ氏が市川先生と呼んでいたのはバラダンの主宰者であり、このイベントの主催社である(株ハーモニーの代表取締役である。チョ・グァヌ氏がコメントの中でご紹介したのも篤い信頼を寄せているからだろう。市川氏はビジネスを超えてチョ・グァヌ氏の<勝手応援団>だとおっしゃっているが、<他に類を見ない、宝物>と称えている。氏はチョ・グァヌソロコンサートも計画中で、バラダン室内管弦楽団との再びの共演に向けて準備中のようだ。
また、この日キム・キョンロク氏が歌った安全地帯「♪ショコラ」をカバーしたのはMC THE MAX、私が大好きなグループだ。この曲は「♪サランシ(愛の時)」と言う名前で歌われている。そのほか MC THE MAXは数多くの日本の楽曲をカバーしている。現在軍入隊中のリードボーカル イスの歌声もぜひ聴いて戴きたい。

 

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コメント 4

kei♪

まりこさん♪

いつも素敵なレポをありがとうございます^^
楽しく拝見しています。

今回の『韓流スターズ ガラコンサート2010』。。。行きたかったです!!!

★「王と私」で、彼の演技に胸を潰された・・・オ・マンソク

★ 数年前、Best Album である「Blue Snow」を耳にしてから、
すっかりアノ高音にハマってしまった・・・チョ・グァヌ 

★ デビュー曲でもある「愛に狂った男」を聴いて歌唱力の高さに感動し  昨年「韓流フェス in 札幌 2009」で本人の生の声を聴いた・・・フィ
  あの時は初来日でした^^

★ 愛しの韓流音楽で私達の胸を一杯にさせてくれる日本が誇る室内  管弦楽団・・・バラダン

素晴らしいゲスト達でしたね♪

韓国K-POP界。。。
最近は新しいグループがどんどん出て来て誰が誰なのか???状態の私がずっと心に秘めているアーティスト達....日本に来てくれるのがとっても嬉しいです♪
なかなか行く事の出来ない私ですが、まりこさんのレポでまるでその場にいるようで....

これからも素敵なレポを楽しみにしています♪

by kei♪ (2010-05-04 13:49) 

上野まり子

kei♪様

ご訪問ありがとうございます。

今回の韓流スターズガラコンサートも素晴らしいステージでした。
お越しになれなくて残念でしたが
私の記事で少しでもあの日を味わっていただき嬉しいです。

確かに最近はデビューするアーティストが多く、思えるのがやっとです。
特に人数の多いグループやガールズグループのメンバーの名前は???です。

バラダン主催者のチョ・グァヌ氏への思い入れもご紹介できたことですし、これからも多くの素晴らしいアーティストのステージを拝見したいと思っています。

またお越し下さい。



by 上野まり子 (2010-05-05 01:50) 

キイロイトリ

はじめまして!
ガラコンサートのレポートをしてくださってありがとうございます。
・・・実は私、バラダンの(ほぼ)専属アレンジャーです・・・。
この日の2日前よりリハーサルの為上京しておりました♪
by キイロイトリ (2010-05-10 23:08) 

上野まり子

キイロイトリ様

<ほぼ専属アレンジャー>をなさっているそうで
ご訪問ありがとうございます。
ファンの皆様がよくご存知の曲を
時々に素晴らしくアレンジなさって、感心いたしております。
韓流ファンのみならず、これからも多くのファンを楽しませてください。
by 上野まり子 (2010-05-10 23:34) 

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