新たな覚悟で帰国する。2010 ヒョンビンファンミーティングレポート [韓国俳優取材REPORT]
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こんにちは 上野まり子です。
最新ドラマ『チング～愛と友情の絆～』への出演で来日プローモーションをしたばかりのヒョンビン氏が４月２９日（木・祝）、横浜アリーナで今年初となるファンミーティング『2010 HYUN-BIN Do the motion～Hello(Aloha)、My barista!』（主催SWAVE E&T、Mnet）を開催した。
ヒョンビン氏が今年３月にハワイでコーヒー農園を訪ね、コーヒーの生産過程を体験し、憧れのバリスタにも挑戦した『ヒョンビンのアロハな休日』（Mnet）は４月２４日第１回が放送された。そして５月２３日からそのメイキングの放送がスタートする。
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多くのファンが駆けつけた横浜アリーナ、ヒョンビンファンミーティング『2010 HYUN-BIN Do the motion～Hello(Aloha)、My barista!～』はハワイでの映像でスタートした。
サングラスにジャケット姿で登場したヒョンビン氏に大きな歓声が上がった。そのファンの多さに“ワ～！”と驚き、多くの来場に感謝する。これからの２時間半が楽しい時間にして期待に応えたいと挨拶した。
手をかざして客席を眺めるヒョンビン氏、“よく見えます！”。彼がサングラスを外しただけで“キャ～！”と歓声は悲鳴に変わった。
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トークのスタート。“ヨロシク オネガイシマス。”とMCと日本語で挨拶を交わしたヒョンビン氏は現在ポストプロダクション作業中の作品で３月１日まで中国女優と映画を撮影した後、ハワイで＜バリスタ＞の撮影をしたと近況を説明、今日はその成果を少しだけ披露するとイベントの内容を紹介した。
さて現在日本で放送中のヒョンビン主演ドラマは２本、中でも『私の名前はキム・サムスン』は彼がブレイクするきっかけとなった作品だ。５年前の作品だが今でも多くの感心と愛情が寄せられているという記事を読み気分を良くした。このような場は皆様への感謝の場でもあると思うとした。このドラマから選ばれた名シーンは漢拏山（ハルラ山・済州島）でのサムスンとの再会のシーン、元恋人ヒジンの足を洗ってあげるシーン、サムスンに“他の誰とも話すな！”と言うシーン、そしてサムスンとの階段のキスシーンだ。照れくさそうにするヒョンビン氏は出演作品を、時間を置いて観るそうだ。それは自分がどのように演じたかを振り返り、次回作の糧とするためだそうだ。僕はキャラターの青年実業家ヒョン・ジンホンのようには女性を泣かせないという彼、ただし誰か一人を愛し、全てを捧げるという点は似ているとした。（ジンホンのように）＜女性は嫉妬されると嬉しいの？＞と訊くヒョンビン氏。会場からは其々拍手で返事が返ってきた。
会場からは“サムシガー！”と声がかかる。“アリガトウゴザイマス”とヒョンビン氏、それをきっかけに立ち上がり中央ステージまで歩き出た。改めて広い会場、多くのファンを眺め渡し感動したようだ。
続いてドラマ『チング～愛と友情の絆』の映像が映し出されると、そこには今までとはまったく違う顔を見せるヒョンビン氏の姿があった。
2001年制作の映画『チング』を観て、あのような作品に出演することは夢であり、目標であったという。その為オファーがあった時にはまったく悩まずに快諾したという。映画『チング』の主演であり、普段から先輩と慕うチャン・ドンゴン氏はこの役に付いて、＜勉強になるからヒョンビンにやらせてほしい＞と言ってくれたそうだ。その上で背中から見守ってくれたと言うヒョンビン氏、“チャン・ドンゴン氏をお好きですよね？”の質問には即座に“ハイ！”としかもきっぱり答えた。演じたドンスというキャラクター作りについて、普段は良く飲む水も飲まずに声作りをした。チャン・ドンゴン先輩の苦労が良く解ったとした。そんな『チング～愛と友情の絆』で好きなシーンはドンスが殺されるシーン、この撮影には４日間も費やしたそうだ。またもう１シーンは母を訪ねて涙ながら母親を責めるシーンだそうだ。
自身の魅力は？と訊かれたヒョンビン氏は“僕の口からはちょっと”と言いつつ、“目ですかね。”と答えた。勿論スクリーンにはその目のアップが映し出された。それでは知的で穏やかな微笑を持った芸能人１位の称号を持つ氏、ファンが選ぶヒョンビン氏の魅力は？
美しいと評判の涙のシーンとして紹介されたのはドラマ『私の名前はキム・サムスン』で過去を思い出しキム・ソナの膝枕で泣きぬれるシーンとドラマ『チング～愛と友情の絆』で母親に謝らせる時の涙のシーン。このシーンは衝撃的だった。ところで韓国には＜母の日＞はなく、＜両親の日＞と言うものがあるそうだ。もし＜母の日＞があったなら母には欲しいものを訊いた上実用的なものをプレゼントしたい、そうでなければ父とともに旅行に行ってもらおうとエアチケットをプレゼントするだろうと答えた。ちなみにヒョンビン氏はフライトする際に傍に座ってもらいたい芸能人１位の称号も持っている。
さて『チング～愛と友情の絆』ではキム・ミンジュン演じるイ・ジュンソクへ＜ハワイへ行け！＞と言うヒョンビン氏、自身がそのハワイへ今年３月に出かけた。目的はハワイの休日を満喫すると共にコーヒー作りを豆の収穫から経験すること。新しい挑戦をして新たな姿を見せたいという＜ヒョンビンのアロハな休日＞の収録のためだ。
韓国からハワイへと向かうため空港を出る彼、そして７時間後にはハワイでドライブや野球に乗馬、そしてヨットに釣りと思いっきりハワイを楽しむ姿が映像で紹介された。そしてコーヒー、バリスタとなるべく訓練に勤しむ彼の姿。そんな自身の映像を見つめるヒョンビン氏。このプロジェクトのオファーを受けた時は戸惑ったが実際の撮影は自由な気持ちで満ち足りた２週間になったそうだ。
それならハワイは良く解ったでしょう？と＜アロハなハワイ映像クイズ＞コーナー、映像を見ながら彼自身に何をしたか当てて貰おうという趣向。
Q：大きなリュックを背負ったヒョンビンに男性はなんと話しかけたか？
A：スタッフだと思った。そのリュックメーカー教えて。何処で買ったの？と訊かれた。
Q：バリスタ訓練中、クリームを搾り出すヒョンビン氏、その飲み物の名前は？
A：う～ン、生クリーム
実はただの泡、間違えたヒョンビン氏には罰ゲームが待っている。
罰ゲームはかばんの中身全公開。
バックパック好きのヒョンビン氏は普段からそのようなバックを持ち歩いているそうだが、この日持ち出されたのは真っ白な皮製の大きなバック。ごそごそと中身を取り出す彼、次回作を決定するための多くのシナリオ。読みかけの『一期一会』という本。ブラウンのマフラーは昨日寒くてのどを守ろうと買ったもの。香水にBOSEのヘッドセット。サングラスに一番大切な財布。全て彼好みのシンプルなもの。
私物プレゼントはその中から昨日買ったばかりのマフラー、会場から選ばれたたった一人のファンへプレゼントすることに。中央ステージまで出てきたヒョンビン氏はそのマフラーを一度身につけてからファンへと巻いてあげて握手にハグ・・。会場は羨望と嫉妬の嵐と化した。
さてヒョンビン氏は４月２４日に第１回が放送された『ヒョンビンのアロハな休日』のサントラに参加している。その歌声は＜上手い＞と定評がある。ドラマや映画という作品とは違う姿を見せたいと参加したこの企画、そのOSTにも『冬のソナタ』のオ・ソクチュン氏が書き下ろした曲２曲が収録された。演技とは違い、大変だったが演技をするように歌ったと振り返り、良い経験になったと語った。そんなレコーディング風景が映し出された。レコーディングは話す時の声とは全く違い苦労したという。そしてファンの前では初のお披露目となる「♪初めて出逢った時のように」。やさしく素直な声で＜また戻れないだろうか、初めて出会った頃に・・・＞あまりに緊張していて上手く歌えたかどうかとヒョンビン氏、性格が活動的ではないせいもあり静かなバラードが好きだという。錆びの部分を一緒に歌いたいと歌唱指導、韓国語の勉強に役立つからもう一度！一生懸命歌えばそれで充分とMCに同意するヒョンビン氏に会場も一丸となった。この曲は書き下ろしだったためどのように歌うか心配したが、この様に披露出来たうえ一緒に歌えて光栄だ。先月は仕事で大変だったがこれで忘れることが出来るとファンの声援にも応えた。
次は明るい曲、気分良く聴いてと中央ステージに出て「♪Dream in my heart」、軽快な曲に会場は手拍子となった。改めてこの曲は男性的なヴォーカルの曲だと説明した。
MCの暴走に戸惑いながらもファンミーティングは進行した。
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一旦ステージを後にしたヒョンビン氏、続いてはハワイで習得したコーヒーの入れ方を披露するコーナーだ。
スクリーンにはハワイでのヒョンビン氏の映像が映し出された。ビーチバレーに興じる姿、そこには２８歳のヒョンビンがいた。さていよいよ今回の目的であるコーヒー農園に到着、早速腰にバスケットを着けてコーヒーの実を収穫する様子。黄緑色の腕カバーを着け何とも不思議なスタイルだ。それでも赤い実を沢山摘んだ彼は次々と作業に取り掛かる。そしてやっとコーヒー豆になった。そんな作業を終えて山地を走る車、夕日に照らされてヒョンビン氏が赤く染まった。続いてバリスタ修行に入ったヒョンビン氏、コスチュームのアロハもコーヒーカップも黄緑。そこには真剣に取り組むヒョンビン氏の姿が。
さてステージにはバリスタに大変身したヒョンビン氏が登場し、中央ステージへと歩み出た。そこはカフェ・ヒョンビン。英語でオーダーを取る彼、その英語がまた素晴らしい発音だ。
オーダーはエスプレッソ、コーヒーの粉を圧縮し、コーヒーマシーンにセットした。“コーヒーマシーンを買いたくなった。”と彼、１日に３杯、撮影時にはもっと飲むというほどのコーヒー好き、そんなトークをしている間にヒョンビン製エスプレッソは出来上がった。豆の量とお湯の温度で味が違うとヒョンビン氏、師匠であり、世界のバリスタNo1でコナコーヒーを世界に広めた師匠、ビット先生は今日の出来をまあまあと言うだろうとコメントした。素晴らしい先生に習うことが出来て嬉しかったという。元々コーヒー好きな彼はハワイでより多くの事を学んだという。ところでコーヒーの実を見たことのある人は？と訊く彼はこの時に初めて見たそうだ。外は赤く、中は透明な膜に包まれていて美味しくて甘かったが、いわゆるコーヒーの味ではなかったと言う。そんなハワイで有名な世界３大コ－ヒーの一つのコナコーヒー。“日本ではコナコーヒーを良く飲むそうだが、ホント？”と彼、これにはあまりに高額なのでどうかな？とMC。
続いては＜メル友ヒョンビンコーナー＞、会場のファンからメールで質問を受けてヒョンビン氏が直接答えるというもの。
Q：日本食は何が好き？
A：ラーメンとしゃぶしゃぶ
Q：肌のケアは？
A：メークアップした後はきれいに落とし、トラブルになったら即刻皮膚科へ
Q：コーヒーにミルクとお砂糖は入れる？
A：ブラック
Q：誕生日には何をする？
A：ファンと過ごす。
この時とっさに“今日誕生日の人は？”と呼びかけた彼、“良い思い出の日に！”と祝った。
Q：髪を伸ばしているのは何故？
A：次回作が決まるまで伸ばしたままだ。
（次回作のオファーに備えて髪を伸ばしている俳優は多いようだ。長く伸びた髪を後ろで結んでいる人をよく見かけるようになった。）
Q：日本の好きな場所は？
A：毎回仕事やファンミでの来日で個人の時間は取れない。どこか紹介して！
そこでファンからメールでお勧めの場所を送信してもらうことに。
ファンのお勧めは京都に富士山にディズニーランド。
お湯が良いと聞く箱根に行ってみたい。温泉玉子も食べてみたいとヒョンビン氏、時間を作って楽しんでほしいものだ。
続いては＜ヒョンビン目撃情報大募集＞
カジュアルな服で気軽に歩くのが好きだという彼はラフなジーンズにTシャツが多いそうだ。
そんな目撃情報を提供した３人のファンがカフェ・ヒョンビンに招待され、ヒョンビンお手製の飲み物を振舞われることに。ところでこの中のお一人は前回のファンミ後に会場の傍の桟橋で出会い、息子と握手をしてもらったという人、ヒョンビン氏も思い出して確かにお会いしたと再会のラッキーに笑顔を浮かべた。またお一人は“今日会場に入るときに！”これには会場から少々不満の声も上がったがまあ良いとして進行、ヒョンビン氏思考のマッコリコーヒーなるもの。カクテルのようにシェイクする姿が格好いいのは勿論だがなぜか可愛い。乳白色のマッコリなので出来上がりはコーヒー牛乳色、“大丈夫ですか？”と訊ねる彼に “美味しいで～す！”とファン。カクテルの感想よりも大切なのはヒョンビンとの握手にハグ、羨望の声と大きな拍手でカフェ・ヒョンビンはクローズとなった。
ここで『ヒョンビンのアロハな休日』番組宣伝映像の収録のスタート。
まずはリハーサル
＜ヒョンビンと楽しむコーヒーとハワイ＞の彼のせりふに続きファンは＜アロハ～！＞と継ぐ、そしてラストは＜な休日＞とヒョンビン氏が閉める。カンペは彼に選ばれたファンが持ち、ランスルー、生CM撮影スタートだ。ファンの協力に、“こんな風にファンとCMを撮影したのは僕だけ”とすこぶる嬉しそうな笑顔を見せた。この時の映像は直ちに会場で映し出された。ファンへ満足げな拍手を送るヒョンビン氏、ファンもまたヒョンビン氏に大きな拍手を送る。この映像はヒョンビンオフィシャルサイトにもアップされた。
さて『ヒョンビンのアロハな休日』第１回はオンエア中、愛情と感心を寄せて欲しい“ヨロシク オネガイシマス。”とお辞儀した。
ステージではプレゼントの抽選がスタート。当選者はステージ上でヒョンビン氏から直接プレゼントが渡される事に。そのプレゼントの品はカフェ・ヒョンビンの備品。プレゼントの品を選ぶのに苦労するヒョンビン氏、コーヒーカップは勿論、ミルや彼自身作ったコーヒー豆までさまざまな品が８名のファンにサイン入りでプレゼントされた。
新しい姿を用意したが満足していただけたかと訊くヒョンビン氏は“次回はこの秋に作品でお目にかかることになるだろう”と挨拶し、多くのファンの来場に感謝して新たな覚悟で帰国する。皆様の期待に沿うべく努力するとメッセージした。
手を振りながら花道をメインステージと去るヒョンビン氏、３方にきちんとお辞儀してイベントは終演となった。
なお、このファンミーティングの模様は７月にMnetで放送される予定だ。
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【今日の一言】
歌手が俳優に挑戦することはよくある事だ。ところが俳優の歌手挑戦はそれ程多くない。ましてや成功例はどれ程あるのだろう。最近の俳優は俳優になる訓練に歌もあるのかとその実力に感心した。また女性を振るとか振られるとかは問題点ではないと断言する彼、その真摯な態度に大きな好感を持った。メインステージに近いファンにあまり振り向けなかった事を謝る彼、いつもファンの気持ちを汲む彼の姿に人気スターになっても変わらない謙虚さを実感した。その誠実さは変わらぬ笑顔と共に永遠だろう。秋にはご覧いただけるという次回作でどんな姿を見せてくれるのかとても楽しみだ。
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【放送情報】
Mnet『ヒョンビンのアロハな休日』メイキング
5月23日スタート
毎週(日) 午後 5:30~5:45 他 全 15 回
Mnet Japan番組サイト
http://www.mnetjapan.com/variety/0415/
ヒョンビン バリスタ 公式サイト
http://hyunbin-hawaii.jp
未公開写真、映像、公式商
品、ヒョンビンセレクトハワイアンコナコーヒー販売
Mnetその他のヒョンビン関連番組
■ 『ヒョンビンBirthday&Fanclub OpenEvent』2007年10月来日ファンミーティング
５月２９日（土）午後11:00～深夜0:30他
■ 『2008 ヒョンビンファンミーティング＆バースデイパーティー ―THE Present HYUNBIN』 2008年９月のソウルファンミーティング
６月１２日（土）午後11:00～深夜0:30他
■ ドラマ『私の名前はキム・サムスン』
５月２１日～６月１１日まで （月）～（金）午前８：００～９：１５
■ ヒョンビン出演MV特集
５月２９日（土）深夜0:30～1:00他
Mnet Japan ホームページ
http://www.mnetjapan.com/
ヒョンビンジャパンオフィシャルファンクラブ
http://www.hyunbin.co.jp/
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