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クォン・サンウ入魂の映画『痛み』ジャパンプレミアレポ [韓国俳優取材REPORT]


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こんにちは 上野まり子です。
2012年2月11日に公開となるクォン・サンウ主演映画『痛み』。
sub94.jpgクォン・サンウは交通事故で家族を亡くし、その後遺症から痛みを感じなくなってしまった男ナムスンを演じている。痛みだけではなく、味覚や皮膚感覚、更には涙も流す事さえ出来ないナムスンが、ある日僅かな傷や出血が致命傷となる血友病患者の女ドンヒョンと出会い、不器用ながらも愛を育むうちに胸の奥の<痛み>を感じるようになり、初めて愛の痛みを知るという切ないラブストーリーだ。監督は『友へチング』、『タイフーン』、『愛サラン』など男の友情と戦いを描き、釜山を舞台に撮り続けて来たクァク・キョンテク。本作ではホームグランド釜山を離れ、ソウルの街を背景に悲しくも美しい愛のドラマを紡いだ。以前から高く評価していたクォン・サンウ主演という点で完成度が高い作品になると思ったと言う監督。更にはクォン・サンウがナムスンのイメージとぴったりだったとも話している。クォン・サンウも<これは自分の役だ!>と強く感じたそうだ。


「『痛み』ジャパンプレミアin東京」が11月18日、中野サンプラザで行われた。クォン・サンウ氏が北京での撮影の合間を縫って来日、舞台挨拶に立った。映画宣伝のための来日は『青春漫画』以来5年ぶり、東京会場を埋めたファンは昼夜合わせて約4000名、その関心の高さと人気を示した。夜の上映前の舞台挨拶がマスコミ取材に当てられた。

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クォン・サンウ氏はファンの熱狂的な歓声に迎えられ笑顔で登場した。“コンバンワ、クォン・サンウデス。久しぶりにお会いできて嬉しいです。”と挨拶、新しい映画をご紹介できる事は大変嬉しいと感想を述べた。昨今はシネマコンプレックス式の劇場が多いため、このように多くの人々と一緒に映画を観ることが出来る事も嬉しい事だとした。

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クォン・サンウ氏が高視聴率を記録し、SBS演技大賞最優秀演技賞を受賞した『レディプレジデント~大物』の次に選んだのが本作『痛み』だ。その理由について、通常メロドラマは美しい男女が出てきて静かにストーリーが展開するが、メロドラマとしては違和感のあるタイトルだった点に興味が湧いた。また、今まで無感覚症だった男が一人の女と出会うことによって、それまで感じたことのない感情を抱き、再び様々な感情を呼び戻す。そして心の<痛み>を感じるようになる点に共感を覚え、出演を決めたという。殴られ屋として生きるナムスン、冒頭から大変なシーンとなる。あまり格好が良いとは言えない姿をお見せすることになったが、自身としては新しい挑戦となった。難しい役柄ではあったが、どのように演じたか観て欲しいとした。
相手役ドンヒョンにはチョン・リョウォン。何かエピソードは?と訊かれたクォン・サンウ氏、初共演でのラブシーンは、当初はぎこちなかったが、時間が経つにつれ、それも解消した。また、これまで男性を中心にしたストーリーを撮ることで知られているクァク・キョンテク監督の作品としては意外な印象を持つだろうが、本作は男女両方から描かれており、自然に涙することだろうとした。


ここで事前に『痛み』公式サイトで募集した質問に答えてもらうコーナー。
Q:女性のどの部分に魅力を感じる?

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A:大体の男性がそうだと思うが、(ヒップから足にかけてのラインを示し)、このライン。
具体的にはどんなライン?とMCから突っ込まれると、“ちょっと詳細は・・・・説明し難いな・・・!”と少々恥ずかしそうな表情。
Q:茹で卵はお好き? 白身と黄身はどちらがお好き?
A:映画の中で多く出てくるシーンだが、NGを沢山出し、10個ほど食べることとなった。卵は栄養価が高く、良い食品として好きだ。運動をする人には白身が良いそうだが、僕は両方一緒に食べる。
Q:40歳過ぎの独身は女性にとって問題があると思う?
A:全く問題はない。韓国でも<オールドミス>という言葉は死語となりつつある。働く女性はあえて結婚しないという選択をしているようだ。

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45歳ぐらいまで結婚すれば“ダイジョウブ!ダイジョウブ!”とサンウ氏お墨付きだが、この質問をなさった方が42歳という事で、少々急がなければと思ってか、会場も笑いに包まれた。“でも結婚はしなきゃ!”と既婚者らしいやさしい一言だ。
Q:57歳のジャッキー・チェン氏との共演の感想は?
A:驚くほど強靭な方だ。年齢を感じさせない素晴らしいアクション演技に驚くばかりだ。本当に<素晴らしい>の一言に尽きる。また大変ウィットに富んだ楽しい方だ。
実は今回の来日もジャッキー・チェン氏との共演映画の撮影現場から真っ直ぐ来日したもので、この日東京に着き舞台挨拶、そして翌日には大阪でのプレミア上映会、その後再び撮影現場に直帰した。

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Q:『シンデレラマン』で共演の少女時代のユナとは今も交流があるか?
A:フランスでのロケ中に丁度少女時代も渡仏しておりお茶や食事をした。
以前披露してくれた少女時代「♪gee」のダンスをもう一度見せて!のリクエストには次々回にと答え、マスコミ席を見渡し、撮影されると困るので記者がいない時にね!と約束した。

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クォン・サンウ氏は、『痛み』は多くの出演作品中でも忘れられない特別な作品となった。今思い出しても胸が痛くなる。映画を楽しんでご覧いただきたい。本日のプレミア上映会への来場を感謝する。今後も良い作品に出演し続けて、より良い姿をお見せできるように努力するので引き続き応援して頂きたいと最後のメッセージをした。
お風邪など召しませんようにとファンの健康を気遣い舞台挨拶は終了となった。
その後、フォトセッションが行なわれた。

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クァク・キョンテク監督が<―刺激に慣れ、愛の痛みに鈍感な今の世代に、本当の愛とは?―>と問い掛ける映画『痛み』、来春2月11日公開。



―どんなに殴られても痛みを感じなかったのに、
お前が泣くと胸が張り裂けそうだ―
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(C)2011 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.

2012年2月11日公開
シネマート新宿 シネマート心斎橋他、全国ロードショー

公式ページ http://itami-movie.com

【概要】
『痛み』
2011年    韓国 104分
監督:クァク・キョンテク
原案:カン・フル
出演:クォン・サンウ、チョン・リョウォン、マ・ドンソク
配給:エスピーオー
(C)2011 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
【ストーリー】
sub16.jpg幼い頃の交通事故で家族を失い、後遺症で痛みを感じなくなった男、ナムスンは借金の取り立てをしながら、毎日を無気力に生きていた。そんなある日、ナムスンは取り立て先でドンヒョンという女と出会う。やがて、ナムスンは行くあてのないドンヒョンと同居を始め、いがみ合いながらも次第に距離を縮めていく。ドンヒョンはナムスンの事故のいきさつを、ナムスンはドンヒョンが僅かな痛みや出血が致命傷になる血友病患者だと知る。ふたりは互いの“痛み”を知って相手への愛を深めていくのだが・・・・・。

【ご案内】
『痛み』公開記念 クォン・サンウ祭2012
『痛み』の公開を記念して、クォン・サンウ出演映画を一挙上映!
現在上映可能な作品をまとめて鑑賞できるチャンス!
シネマート六本木  TEL:03-5413-7711
2012年1月14日~2月10日
URL:www.cinemart.co.jp
シネマート心斎橋  TEL:06-6282-0815
2012年1月28日~2月10日
URL:www.cinemart.co.jp
詳しくは公式ページにて
http://www.cinemart.co.jp/theater/special/sangwoo2012/

【今日の一言】
先日『1911』の取材をしたばかりのジャッキー・チェン氏との新作映画撮影の合間を縫っての来日舞台挨拶、クォン・サンウ氏がこの『痛み』にかける並々ならぬ想いが伝わってくる。
ジェッキー・チェン氏と同様、クォン・サンウ氏も自身の出演映画を自らPRする姿は映画人としての責任と情熱を感じた。

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