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チョ・インソン 入隊前の最後のファンミ 感謝を込めて [韓国俳優取材REPORT]


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こんにちは 上野まり子です。

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今日は入隊前にファンの皆様に直接お礼を言いたいと実現した『チョ・インソン2009ファンミーティング Thanks a Million  ~感謝の気持ちを込めて~』の取材REPORTをお届けする。3月3日の大阪に引き続き3月5日に東京国際フォーラムAホールにて開催された。
『バリでの出来事』『春の日』『星を射る』などのドラマや多くの演技賞を受賞した映画『卑劣な街』等多くの作品で日本でも早くから韓流スターとして人気のチョ・インソン氏だがとうとう入隊の時が来た。
韓国で話題作となった映画「「霜花店」の出演を最後に4月6日空軍に入隊が決まっている彼は日本のファンに直接感謝の気持ちを伝えたいとしてこれまでの単独ファンミーティングとしては最大規模となる東京国際フォーラムAホールでの開催となった。
数々のファッション写真が映し出されたスクリーン、そしてステージにはシャドーになったギターリストの姿が。それはロックンローラーとなったチョ・インソン氏、インソン式リーゼントとでも言うような独特なヘアスタイルで登場した彼はまずはギターを片手に歌のプレゼント、途中少し歌詞が詰まったくらいはご愛嬌、彼のキュートな笑顔でファンはすっかり許して。
“こんにちは、チョ・インソンです。” とご挨拶、“ もっとうまく歌えたはずなのに緊張して ”と彼。そのギターはコードが繋がっていない、“製作サイドのミスで”とお茶目な目をするところも彼らしい。事務所もお母様も止めたらしい歌、その才能を隠すのも大変だったとこれまたキュートに返して。大阪でのイベントは大成功だったのにと言った彼に会場から笑いが起こったところを見ると何かあったのか。それでも大阪イベントとはまた違った姿をお見せしようと生きようようだ。まずは新しい姿として今までにない失敗した姿をお見せしたとすでにインソン氏のペースにはまって行く。それでも皆さんが呼んでくださったからこうした場が持てたと感謝も忘れない。
デビュー10周年の節目の年となるインソン氏、そこでこの10年を振り返るキーワードを選んでファンと共に思い出すと言うコーナーが用意された。
第1キーワード 賞状男(小学校時代)
小学校は非常に優秀な成績で卒業したと言った彼に会場からは拍手と共に不信がる声。そこでインソン氏“信じてないようだけれど”と答え “ほんと!ほんとに!” と日本語で繰り返えす。様々な賞状が映し出され、自身がエピソードを交えて説明してくれた。この賞状がなかなか楽しいタイトル。特に何と言うこともない(言っては悪いが)賞なのだがやはり誉めて育てるという学校の方針だったのだろう。そしてその説明、色々な賞を面白い話で繋いで説明したのだがこれには無理がある。そこがインソン氏らしい。習った記憶法と速読方は台本を覚えるのに役に立っているそうだ。では中学校時代は?これが賞状男だった事がうそのように成績が悪くなったと説明、(まあこれは彼独特の謙遜だろうが)芸術専門中学に入学を希望するも周りの大反対であえなく断念。
第2キーワード 芸能人
歌手になるのが夢だったという言葉に会場からはまた失笑が起こった。すかさず“だから歌手にはならなかったじゃないですか!”と彼。所属事務所の先輩であるチョン・ウソン氏の『アスファルトの男』を見て、その格好良さに長い間夢だった歌手になることを捨て、俳優になる夢を抱くようになったと言う。あのマスクなので当然スカウトで芸能界入りをしたと思っていたところ、これがびっくりした事に自身でMBC芸術アカデミーに応募をしたのだそうだ。
私は長い間CMのキャスティングを仕事としていたので今ではスターになった人達の最初のオーディションをしている事も多い。また素人の方をスカウトして飛行機会社の夏のキャンペーンモデルになっていただいたこともある。勿論道でスカウトしたことも数限りない。誰にも呼び止められなかったと言うインソン氏だが私が韓国で仕事をしていたら間違いなくスカウトしていただろう。(悪徳スカウトではありませんよ。)
さてそのオーディションに合格したインソン氏、親から高い授業料を借りて入学したそうだが1ヶ月後にはCMの契約が取れ、その債務は完済したそうだ。(そうでしょう。私も契約したと思います。)
突然だが思い出したことがある。このイベントの紹介をしたときに、私が韓流スターに会ったのは彼が始めてと言ったが、その時彼は日本のサラダドレッシングのCMに出演し記者発表のために来日したのだ。CMのキャスティングをしているものにとっては 彼はとてもよい素材なのだ。
話は戻って。
家族同士でも債務はきちんとしていてと言う彼、昨日も買い物をしたから返さなければと。“でも、僕のお金なんだけどな~。あ~!ずっと稼がなければ。” と冗談も忘れない彼。
第3キーワード 初仕事
1998年12月28日の初仕事は洋服の宣伝だったそうだが当初メインだったモデルを差し置き現場で彼がメインに抜擢されたそうだ。(それはそうでしょう。でもそのメインだった人は誰だろう?)会場からの拍手に、何も解らないやつが撮影に来て一生懸命にやっているから可愛そうに思い機会を与えてくれたのだろうと謙遜する。積極的に申し出たそうだが“生き残る為には仕方なかったんです。”と一言。しかし私の経験上、その積極性は他の人がやって通用したかははなはだ疑問だ。彼ならではなかったかと想像する。その広告で彼の顔が始めて雑誌に掲載されたのだそうだ。
第4キーワード 初めてのカタルシス
MBC芸術アカデミーを卒業した後、今では新人の登竜門と言われる『学校』というドラマに出演をし、様々なことを学んで現在の所属事務所であるサイダスHQと契約したそうだ。その後『ノンストップ』というシットコムへの出演と繋がるわけだ。彼は何かにつけて“僕はシットコムの出身だから” と言うが、その出演で彼が世の中に知られるようになったのも事実だ。その時の映像を説明しながら、泣く演技に大変苦労をしたという彼だが、後に主演したドラマ『バリでの出来事』では彼の泣く演技が名場面に上げられるほど涙の演技も定評がある俳優に成長したわけだ。

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さてここで紹介されたのは大親友であり、MBC芸術アカデミーへの願書提出にも一緒に行ったというキム・ギバン氏。このキム・ギバン氏、実は私が公式サイトを担当していたドラマ『恋人』にも出演している。その時はチョ・インソン氏と親友とも知らず活躍する脇役のコーナーでチョット失礼なご紹介をしてしまった。(もしキム・ギバン氏がご覧になっていたら、“ゆるしてね!ギバン氏。でもあなたの演技に注目していたのですよ。”
舞台左袖に登場したキム・ギバン氏、チョ・インソン氏はどんな人?と訊かれた彼の答えは“まず、インソンはギターが全く弾けません。”と先制攻撃。映像ではジェントルで可愛くて抱きしめたくなるだろうが実際はとても暴力的です。“と笑いながら紹介、“今日は僕が彼の本当の姿を暴露します。”と言い出すとインソン氏は “もういいから帰ってくれよ!”。 こんなやり取りに彼らの仲の良さが実感できる。二人で会って何をするかというと“チャ、チャ、チャ”というものだそうだ。それは集まってはお茶をしながら話し、また場所を変えてお茶をして話し、別れるのが惜しくてまた場所を変えてお茶をして話して・・・ということでチャ・チャ・チャと言うのだそうだ。とにかくお酒ではないようだ。そのお茶の会にたまに女性が混じるとインソンは格好をつけると暴露、“僕がいくら格好をつけても最後にはみんなインソンが好きになる。”とさすが親友、持ち上げることも忘れない。これには会場からも拍手が沸き彼らの微笑ましい姿にギバン氏の人気も上がったことだろう。改めてステージに並んだキム・ギバン氏を紹介するインソン氏、“ヨッパライ!”と日本語で。ギバン氏はそんな紹介にも笑顔で“アリガトウ”。高校1年の時に同じクラスで相棒になった二人、背が高くとてもよいルックスのチョ・インソン君と小さくてやせっぽちで口だけ達者なキム・ギバン君が仲良くなるきっかけはギバン君の“友達になろう。”の一言だったそうだ。お陰で楽しい学校生活がおくれたとインソン氏も感謝の気持ちを表明。
第4キーワード 『バリでの出来事』 ご存知『映画は映画だ』主演のソ・ジソブ氏も出演している人気ドラマだ。
僕の名前を知ってもらえるきっかけとなったドラマだと紹介、この間もギバン氏とはいたずらをしあう。この役は絶対にギバン君には出来ない役だと からかったりして。ではギバン氏にはどんな役が似合うかというと「乞食」「暴力団」とインソン氏。そうです。実際にドラマ『恋人』では やくざガンジェ(イ・ソジン)の手下の暴力団役でした。それも気のいい。 “ギバンには金持ちの役は無理だね!”のインソン氏の言葉に “僕は最近お粥家の社長なんだよ!” と応戦。その通り、現在韓国で大人気のドラマ『花より男子』で彼の俳優人生の中で一番のお金持ちであろうお粥家のマスター役を務め、《花よりギバン》とその人気も急上昇中だそうだ。(紹介記事、ギバンssi チョンマル ミアネヨ!)
会場からも大きな拍手が贈られた。“実際のインソン氏はチョン・ジェミン(『バリでの出来事』の役名)よりもっと激しい人です。もっと悪いやつなんです”とギバン氏。会場から笑いが起きると“信じないでくださいよ!信じないで!”とインソン氏。それでもギバン氏は“インソン氏はカメラの前で輝き、とても柔軟で驚くべきエネルギーを持った俳優だ。”と賛辞を贈る。茶化すように返したインソン氏に“こんな風に賛辞も評価も区別がつかない悪いやつなんです。”とまたも応戦。 “最近、『花より男子』を見ているとギバンの演技もまあよくなったんじゃないかな!”と先輩風を吹かせるインソン氏。こんなやり取りにも会場は暖かい眼差しだ。キム・ギバン氏の本来の夢はコメディアンだったそうだが俳優となったきっかけはチョ・インソン氏が撮影現場について来ないかと誘ったことだそうだ。それにすぐさま“行くよ!”と答えたギバン氏、インソン氏の撮影現場にはいつもついて行ったそうだ。 “本当は僕のマネージャーとして育てたかったんです。” とインソン氏。運は何時、何処に、何が転がっている解らないものだ。このことは私も実感している。超イケメンでもおいそれとは人気スターになれないのが現実だ。“まあどうがんばってもギバンはF4のメンバーには入れないな!” というインソン氏だが親友の人気ぶりに拍手を贈っているだろう。この『花より男子』はM-netで日本での初放送が開始されるのでギバン氏の晴れの姿はご覧いただける。
第5キーワード 忘れられない涙
映画ではドラマのような成功が収められなかったチョ・インソン氏が映画『卑劣な街』で始めて
主演男優賞を手にした。その受賞の際にステージで流した涙が最も熱い涙だったと告白した。この時の様子はTVで何度も紹介されたのでご存知の方も多いと思うが、当時はうそ泣きではないか、あの喜びようは演技じゃないかと何かとうわさされたものだが本人からその言葉を聞いてほっとした。会場からも大きな拍手が贈られた。その日に監督や仲間と飲んだ酒は忘れられないと言うチョ・インソン氏さぞかし美酒に酔ったことだろう。
しかし過去には捕らわれないで生きて行きたいと人生観も披露、その証拠に主演男優賞を貰ってもなお演技の先生について勉強中との事、出来ないから一生懸命するしかないと謙遜するも実際の話し韓国では次々と新人がデビューしてくる。その中で生き抜いて行くのは並大抵の努力では追いつかないだろう。どこかの国のふんぞり返っている俳優さんにも見習って欲しいものだ。勿論皆だとは言っていないが。
さて入隊前の最後の作品として出演をしたのはご存知『霜花店(サンファジョン)』で王(チュ・ジンモ)の美男揃いの護衛武士のトップのホンリム役を演じた。その役について複雑な心境を持つキャラクターを理解する為に悩んだが2つの感情を持った人物としてチャレンジし甲斐ある役柄だったと振り返る。この作品は多様な愛の形でも話題となった。その『霜花店』では念願のギバン氏との共演を果したが残念ながらその部分はカットになってしまったとエピソードも紹介し、二人にとっては記念となったが皆さんには見てもらえなくてとても残念だったとし、次回はと誓った。
次のキーワードはメモ魔
それまであまり本を読まなかったが、この『霜花店』の出演をきっかけに人間チョ・インソンを考えるようになったと言う。そして思い浮かんだことなどを整理し携帯電話にメモするようになったそうだ。そのメモを紹介してくれたがそれがなかなかよい。ではそれを紹介しよう。「過去の栄光と思い出に頼るおろそかな人間にはならないようにしよう。その前にこれから生きていかなければならない長い人生。未来に対して未練を持った方がより良いのではないか。進歩的な思考と行動は僕を変化させてくれるだろう。」何事にも失敗はつき物だがそんな時に自分を振り返り戒めになるきっかけになればとここでも謙虚なチョ・インソン氏の顔を覗かせた。チョ・インソン語録もう一つは「本能と欲求に忠実になるのはやめよう。それよりは僕自身の方が大切なのではないか。」だそうだ。何かを書き留めるのはよい習慣だと先輩たちにも言われたという彼、親友ギバン氏も彼は以前は本など読まなかったが一年前くらい前から厚い本も読むようになり最近は本ばかり読んでいると証言する。その本の読み方も必ず自分と照らし合わせ気付いたことがあるとメモを取る。今持っている知識に留まらないで、より知ろうとすること、理解しようとする努力が必要だと思ったことがそんな読み方、メモになったと言う。とてもよい話だった為ファンは心に刻んで聞き入っていた。そんな様子を見て“退屈でしょう”と気遣うインソン氏。(とんでもない今日一番の良い話です。
最後のキーワードは日本。チョ・インソン氏にとって日本とは?
日本は最も多く旅した国だと話すインソン氏、食事も最も口に合うそうだ。そうプライベイトでは頻繁に来日していたようだ。それもそうだろう、彼くらいになると韓国内では自由に道を歩くこともままならないだろう事は想像できる。日本語もできるようになり今ではタクシーも “ここでいいです。左、右、真っ直ぐ、お願いします。”と一人で乗れるようになったそうだ。お気に入りは表参道、ケヤキ坂だそうだ。確かに けやき坂あたりで見かけたことがある。そんな風に街で出会ったファンの親切がまた来日したいと思う原動力となったと言う彼、外国の俳優である僕に対して暖かく親切なファンにいつも感謝しているという言葉はファンにとっても嬉しい言葉となったであろう。きっとプライベイトで来ているのだからそっとしておいて欲しいと思ったこともあると思うが、それでも彼にとってここ日本はそれほど居心地がよかったのだろう。入隊にあたり日本のファンは涙を流したり胸を痛めてくれた。改めてファンにありがとう と彼。
キム・ギバン氏との深い友情、多くの思い出が僕を支えてくれたとインソン氏。こんな話をしだしたら2泊3日のイベントになるという程多くの思い出がある模様。ギバン氏はその数々のエピソードを語り始め、彼が入隊したら彼女がいなくなった気分だろうとその寂しさを表現した。冗談を言っているようでも、その寂しさは胸に穴が開いたようだろうと想像するギバン氏、チョ・インソン氏を通じてこうして皆さんにも出会えたと感謝する彼、会場からは大きな拍手が起こった。
大勢のファンの前に立つことは正直緊張するが今日は親友が応援に来てくれたので心強かったというインソン氏、より楽しんでいただけたのではないかという言葉に会場からも大きな拍手が贈られた。そして二人で歌のプレゼント、微妙なハーモニーも一味加えて。

映像を映し出された後に再登場したチョ・インソン氏、これから会場を周遊したいとの申し出にファンは大喜び。この東京フォーラムは周遊が禁止されている。事実今まで多くのイベントが開催されたがここで周遊をした人は彼が始めてだ。以前のファンミーティングで約束をしたからと会場にお願いして実現したが絶対に席を立たないで“オネガイシマス。”と日本語で約束を取り付けファンの元へと足を運んだ。会場ではファンを写真に収めたり、ファンの傍に座ったり質問に答えたりと今日一番のイベントなった。約束通りゆっくりとファンの元を回り、ファンとの対話も楽しんだ事は彼にとっても思い出に残る楽しいイベントになっただろう。そんなインソン氏は1Fに続き2Fにも周遊してきた。その時私を見つけた彼はあらかじめ決まっていたルートを離れ私に挨拶しに来てくれた。実はこのイベントのご紹介の記事でもお伝えしたが私がまだこの仕事をする前にあることをお手伝いした事があった。その恩を忘れずに挨拶をしてくれたのだ。やはり好青年だと改めて感じさせてくれたと同時に韓国までは行けないが入隊を前に見送ることが出来たことに母親のようにほっとした。このファンミーティングに遠くからお越しになったのに記者席には行って私のそばには来てくれなくて残念だったとコメントを下さった方もいらっしゃったが、彼は決して記者席だから来たわけではないし、実際そこが記者席であることを彼は知らなかったであろう。彼も本当はファンお一人お一人の傍でゆっくりと話したいという気持ちはいっぱいであっただろうが時間的な制限、また安全面もあり彼のままにならなかったことも事実だろう。私としてはとても細かく回ったと思うし、とにかくこの会場で周遊とはよくやったと誉めてあげたい。
さあ周遊が終わると会場スクリーンに映し出されたのは大阪でのイベントのダイジェスト版。
再びステージに戻ったインソン氏は念願が叶い、約束が守れて良かったと周遊の感想を述べた。その彼が抱えていたイラストが書かれた真っ白いギターケース。そのギターケースはたった今撮影したファンの写真やメッセージカードを詰め込むタイムカプセル。ファン全員との記念写真はギバン氏も加わり全員で撮影しそれもタイムカプセルの中へ。さて東京会場でのメッセージカードはその場で何枚か読み上げた。“ありがとうございます。”と日本語でお礼を言う彼、そのメッセージカードは今晩全部読んでから入れると。そしてファンからもそのタイムカプセルに入れてもらう歌のプレゼント。「♪ あなたの夢をあきらめないで、遠くにいて信じているわ。・・。・・・・・・・・インソンssi ファイティング!!」とその日集った全員からの メッセージ。“本当に良い歌詞ですね、夢を諦めません。” “皆さんもどんな夢であろうとも切実に願えば叶えられると言いますから強く望めば夢が叶えられる。皆さんも夢を持ち続けて”と嬉しそうにファンを見つめるチョ・インソン氏。大切な思い出を詰め込んだタイムカプセルは2年後に開いてみる事になる。除隊後すぐにしてみたいことは仕事ではなく旅行だそうだが、さてそのタイムカプセルを開ける時、彼はどのようなことを思うのだろう。

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皆様にはいつも感謝しているが今日は周遊で皆さんお一人お一人と目を合わせてお会い出来て良かった、良い思い出になったと言うチョ・インソン氏。2年間は次の作品の準備中だと思っていただけたら気が楽になる。僕に会いたくなったら沢山の作品があるからその作品を少しずつ出して観てください。『霜花店』が日本でも公開となるので作品が皆様を訪ねていくだろうと彼、“2年間に浮気をしても仕方がないけれど見つからないようにネ!” とここでもウィットに富んだトーク。 “たとえ今日の思い出を最後に僕の元を離れて行かれたとしても僕にとっては多くの事をいただいたことに感謝する。最近はひと時ひと時を大切に生きたいと思っている、今この瞬間が幸せならば良いのではないかと思っている。最初は恐れから始まったがこのように幸せな気持ちで終えることになって幸いだ。ありがとうございました。”と最後のメーッセージを伝えた。ファンも感謝の拍手を贈った。最後には僕とファンの関係をよく表している歌詞だと思って選んだという ソン・シギョン氏の歌「♪ふたり」、ファンへの感謝の気持ちを込めて歌われた。歌手は無理だとしても心を込めた歌はファンにとってかけがえのないプレゼントになったであろう。泣かないと思っていても途中涙で詰まったインソン氏にファンは暖かい声援の拍手を贈る。彼はこの10年余りの俳優としての歳月、そして日本でのファンとの思い出が頭によぎったのであろう。それでも最後までその素直な声で歌い通した。来日する度にファンの皆様とどんな時を過ごすかを考える。俳優としての仕事柄限界があることも承知していると言う彼は “皆さんと心を込めた時を過ごすことが一番良いと思っていた。行き届かなかったところもあったかもしれないけれども、どうか僕の気持ちを受け取ってほしい。”と。 クールに決めたかったのにと言いつつも彼の素直な気持ちは涙を抑え切れなかったのだろう。
“皆さんまた会える日までくれぐれもお体に気をつけて!では行って来ます。”冗談を交えたのは照れ隠しだろう。 “2年後にまたお会いしましょう。アリガトウゴザイマシタ。”
彼の声もかき消される程の大きな拍手に送られてステージを後にしたチョ・インソン氏。予定されていたとは言え、大きなアンコールの声に応えて再び登場、この会を主催したフラウ・インターナショナル、楽屋に贈られた沢山のお花、そしてステージ監督、音楽監督、いつものように彼のスタッフにも、そして所属社サイダスHQのスタッフ、親友のキム・ギバン氏、MC、通訳と方にも感謝の辞を忘れない。ファンからも感謝の拍手が贈られた。スタッフや愛する友人、彼らがいるお蔭で恐れることはないと言う彼、そして何よりもこうして大阪、東京と僕を大事にしてくれて応援し愛してくれるファンの皆様が防波堤になり、城壁になってくれるお蔭でこうしてやんちゃをしていられると改めて感謝し、“これからもずっと見守っていてくださいね。僕より少し高いところから僕を見て背中を押して下さい。” 
最後に“僕が存在する理由はドラマや映画を愛してくれる観客の皆様やここにおいでの全ての皆様がいるからです。これからも僕が存在できる様に多くの愛を下さい。傲慢な俳優にならないように努力していきます。2年後にまた会いましょう。” という言葉を残しステージを後にした。もう一度流れ出した「♪ ふたり」、その音に合せて手拍子は2年分になるほど大きなもの、スクリーンにはチョ・インソン氏からの手紙が映し出された。チョ・インソン氏はとびっきりの笑顔を残して3時間に及ぶファンミーティングは終了した。
さあ2年と数ヵ月後除隊したチョ・インソン氏はどんな姿で戻ってくるだろう。そしてどんな活躍で私たちを幸せな気持ちにさせてくれるだろう。2年という会えない歳月よりもそのことに大きな期待を抱くのは私だけだろうか。彼の帰還をとても楽しみにしている。

さて長々とREPORTしたこのイベントの模様はDVDとなって発売される。彼のキュートな笑顔や数々のシーン、そしてファンへの感謝の気持ちを伝える姿はこのDVDでもう一度見ることが出来る。彼からの思い出プレゼントとするのも良いのではないだろうか。


『Thanks a Million ~感謝の気持ちを込めて~』

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DVD2枚組(本編+独占インタビュー+舞台裏・リハーサル映像等)
6月12日発売
¥ 6,090(税込)(別途送料¥630)
お問い合わせ :(株)フラウ・インターナショナル
info@frau-inter.co.jp

イベント主催:株式会社 フラウ・インターナショナル
http://www.frau-inter.co.jp/

チョ・インソン ジャパンオフィシャルファンクラブ
http://www.zo-insung.com/

キム・ギバン氏に関する『恋人』公式サイト内関連ページ 
http://yonin.blog.so-net.ne.jp/2007-10-01
『花より男子』
http://www.mnetjapan.com/drama/0205/
M-netで4月12日より放送開始

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コメント 2

ラスカル

はじめまして。チョ・インソンさんのファンです。
大阪、東京と、ファンミに参加しましたが、大事なコメントとかインソンさんが言った言葉を、こんなに詳細に教えていただけて、本当に感謝します。東京ファンミでは、私も2階席の真ん中付近でした。
周遊はうれしかったです。空席がところどころあって、そんなところに座ったり、してくれてましたね。
上野さんのレポを読んで、思い出しています。
誰にも代われない、宝物のようなインソンさんをよく書いてくださって。
ありがとうございます。


by ラスカル (2009-04-04 04:52) 

上野まり子

ラスカル様

コメントありがとうございます。
長い記事をしっかり読んでくださって
大変嬉しいです。

インタビューでお届けできなかったのは
大変残念だったと思っています。

チョ・インソン氏は私にとっても特別な存在です。
何と言っても直接お会いした初めての韓流スターですから。
それもこの仕事をする前のお話です。

来週にはお国の為のお仕事に入られますが
元気で帰還することを楽しみに待ちましょう。
何しろ作品が沢山ありますからね。

またお越し下さい。

by 上野まり子 (2009-04-04 09:55) 

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