SSブログ
アジドラ 上野まり子のアジアンスターインタビュー ブログトップ
前の3件 | 次の3件

第60回 ソ・ジソブ氏単独インタビューPARTー4 #7REPORT [アジドラ 上野まり子のアジアンスターインタビュー]

こんにちは 上野まり子です。

N-0029up.jpeg

では今回のインタビューの感想をお話しよう。
まずはREPORT-1で準備した質問の内1つがNGになったと言う話に、その一つは何かと興味を持たれた方がいらっしゃるようなのだが、勿論NGになった 質問はこれですとは申し上げられない。ただこれは私が納得のいくNGだった。もう少し言うとしっかりとした基軸の元に仕事をしていらっしゃるのだと感心し た。この事は、ご本人はもとより関係者の方々の方針でもあるだろう。私も見習おうと思った。
インタビューでの彼の答えはとても簡潔で無駄がない、勿論良くお考えになった上のお答えには違いない。監督に自分は発言するまで3回考えると答えたソ・ジソブ氏、私は3回考えていただく時間は差し上げられないと申し出ようと思っていたのだがその必要は全くなかった。そしてその声は穏やかなだが少し早口だとも思った。
もう一つ今回のインタビューで最初からとても驚いたことがあった。それは日本語で質問をしている私に彼は“うん、うん”とうなずくのである。これはソ・ジソブ氏mobile会員の方限定のお話になって恐縮だが「うん、何?」という映像が配信になったと思うが、あの時の“・・・、うん、・・・”と言う感じといえば解りやすいかもしれない。そして通訳されるより前に笑ったり、反応するのである。勿論日本映画『ゲゲゲの鬼太郎~千年呪い歌~』への出演経験もあるし、チョ・ソンモの『My First』MVでのハルキ役、『ごめん、愛してる』でも冒頭に日本人を装って日本語を話すシーンがある。例の「♪ 雪の華」でもすばらしい日本語を披露しているわけで、まあ当然と言えばそうかも知れないが、彼は大体解った上でもう一度確認する為に通訳を聞く、そんな感じなのだ。この事はインタビュー中ずっと続くこととなった。そしてカメラマンの日本語でのリクエストにも通訳される前すぐ応じていた。いつかもう一度お会いする機会があったら是非とも確認したいことの一つとなった。

この記事を書くにあたり再度映像を見たわけだが、改めて見てみると初めて気がついたことが沢山あった。勿論私もカメラを向いている時も多い為、彼の表情を全て見ているわけでもなく初めて見たところも多々あった。
私は俳優としての訓練を受けたこともない。そのためカメラに対する決まり事も言ってみれば我流だ。番組をご覧いただくと解るが、私は感情によってカメラに対して急に大きく前後する事もある。しかし彼は余り前後に大きく動かない。もし動くとすると とてもゆっくりと、それもカメラに対して前後に動くことは少なく、顔の向きを変えるとでも言ったほうが正確かも知れない。これはカメラの焦点の問題にも関連してくるからだと思う。

N-0012cut.jpeg

ソ・ジソブ氏は目の演技がすばらしいという高い評価を受けている。だが私は目もさることながら他に注目していた。それは『ごめん、愛してる』のMVで何度も映し出された銃撃を受けて倒れているシーン。目が魅力的だといわれている彼は目を瞑ってもなお魅力的に見えるのは何故か?それはとても上品な口元からくるのではないかと思っていたからだ。以前にもお話したが彼はとても良い声をしている。これはマイク通りが良いというような<良い>と言う意味ではない。とても穏やかで人を癒す声と言うのがあたっていると思うが、そのような良い声の持ち主だと思う。私が注目していた上品で小さな口元からつむぎ出される言葉は穏やかで真珠の小粒が零れ落ちるようだった。
そして今回改めて魅了されたことがあった。時には鋭く冷たい表情を表す彼の眼だが直接お会いしてみてその鋭さよりも深さを感じた。相手の目を見つめて会話をする。つまり今回の場合にはインタビュアーである私の質問に対してじっと見つめながら訊く、そして一旦頭の中に入れて考え、それから答えると言う感じなのである。私はと言うといつもならカメラやスタッフの動き等収録全体の様子をチェックしながらインタビューする訳だが、今回彼の場合にはその深い目で見つめられると目が離せなくなるのだ。惹きつけられる、まさにそんな感じなのである。このことは日本で初出版となった写真集のカメラマンも同じ事を言っていたと思う。とても静かな、どこまでも深く透明感のある湖を見ている感じなのだ。
ソ・ジソブ氏について最初はこの方が芸能界にいると言うこと自体が不思議でならなかった。それは演技がどうのという意味ではなく、あんなにシャイで表に出ようとしない性格に見える方が特殊な芸能界という世界で生き抜いて行く事が出来るのか、大丈夫なのかと思ったからだ。
ところがお会いしてみてまさにこの方は俳優なのだとそれまでの印象はすっかり覆された。
透明なのである。あくまでも透明なのである。韓国のファンはソガンジというのだそうだが、ソな感じ、彼ならではの特別な感じを意味するようだが、かといってどの役をしてもソなのではなく全く其々の役になりきる、その役になるために透明なのだと思った。

N-0027cut.jpeg

私の質問は映画に関連したことに限った為、多くの質問はすで韓国では勿論のこと、ここ日本でも他の媒体で繰り返し訊ねられた事だろう。ところが彼はいやな顔一つ見せずに始めて訊かれたように答えてくれた。ここにもプロとしての意識の高さ、心使いを強く感じた。

映画の出演は余り多くない彼だが、今回の『映画は映画だ』の迫真の演技によって私達は俳優として大きく成長した彼の姿を見ることが出来た。今後も俳優ソ・ジソブは他に代わる人がいない特別な俳優として成長し続けて欲しい。次に生まれてくる時はハリウッドにと言ったこともあった彼だが、それは次の世ではなく今生においても夢ではないかも知れない。事実すでに彼は国境を越えて活躍し始めている。彼がファンに向かってメッセージした言葉はそのまま彼に返してあげたい。これからもあなたに大きな関心と愛情を注いでいくと。

N-0060cut.jpeg


なおREPORT中に後でお話するといった件は番組#7REPORT終了の記事でご披露することとする。それは私が何故この仕事をすることになったか、それがソ・ジソブ氏に大きく関わっていたからだ。

次回の番組#7REPORTシリーズもお楽しみに!。

 

ソ・ジソブ日本公式サイト
http://www.so-jisub.jp/

ソジソブMobileサイト
http://m.jisub.jp/
(加入案内)
http://m.jisub.jp/www/
2009年6月12日(金)、6月13日(土)には7月1日に迎えるソ・ジソブ公式モバイルの1周年を記念して『ソ・ジソブ公式モバイル1周年記念、写真・衣装展』が開催される。

『ソ・ジソブ公式モバイル1周年記念、写真・衣装展』
場所:ランドマークホール(横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ5F)
日時:6月12日(金)11:00~20:00/6月13日(土)11:00~18:00

展示内容:写真25点以上、本人愛用の品々(私服・時計・カメラなど)ほか秘蔵品
上映内容:ソ・ジソブ公式モバイルで公開されてきた限定映像および1周年記念メッセージ
チケット価格:3,500円(税込)【ソ・ジソブ公式モバイル会員限定】※未就学児童無料
チケット購入枚数:お一人様2枚まで
お問い合せ先:  モバイル1周年記念イベント事務局
045-661-1415
※受付時間 月曜~金曜 11:00~17:00(土日祝日休み)
詳しいことはサイトをご覧下さい。




rogo-black.JPG

I9S2115.jpeg

 

3月14日(土)公開 
全国順次公開


配給 :ブロードメディアスタジオ

© 2008 SPONGE and KIM KI-DUK FILM.All Rights Reserved
公式ページ
http://blog.cinemacafe.net/eiga-eiga/news/

 

 


本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします
Copyright 2009 OFFICE MARIKO. All Rights Reserved.


nice!(7)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

第59回 ソ・ジソブ氏単独インタビューPART-3 #7REPORT [アジドラ 上野まり子のアジアンスターインタビュー]

こんにちは 上野まり子です。

N-0042akaruiup.jpeg


続いてソ・・ジソブ氏への単独インタビューPART-3をお届けする。
さて一旦カメラを止めて少しリラックスした様子のソ・ジソブ氏、グラスのやり取りで少し心も打ち解けた感じがした。
そこで質問の仕方を少しラフにすることにした。ほんの少しだが。
再び収録のためカメラは回り始めた。

N-0011cut.jpeg

演じる事の魅力について伺った前半最後の質問に引き続き
Q :今、演じることが楽しいとおっしゃいましたが、演じるときに最も大切だと思っていることは?
この質問は私がインタビューをする時には必ず皆さんに訊いている事だ。

3-1003.jpeg

ソ・ジソブ氏 :やはり真実だと思います。つまり最大限うそをつかずに演じる事が大切だと思います。
さあここで事前に申告していた質問は尽きてしまった。1.2M先には申告するに当たり検討した30~40の質問が書かれたリストがあるのにそこまで取りに行くこともままならず、質問リストの記憶だけを頼りに次の質問に進んだ。しかもやっと打ち解けてきたのでその雰囲気を壊さないように とても気をつけた。ソ・ジソブ氏ではないが脳と心臓にはたっぷりと汗をかいて。
Q :この映画で多くの映画賞を受賞なさいました。その受賞のご挨拶で次は演技大賞を狙うとおっしゃっていましたが、俳優としての夢は?

3-1120.jpeg

彼はこの時私の質問に対して《そう、そう!》と思い出すようなそぶりを見せてお答えになった。
ソ・ジソブ氏 :真実を込めた演技をしたいと思っています。受賞の挨拶というのは冗談も混じっていて、新人賞を頂いたので次は主演男優賞をいただければと言ったのです。そのように少しずつ成長していけるような俳優でありたいですね。
前回もご紹介したがソ・ジソブ氏はこの『映画は映画だ』で第45回百想芸術大賞 映画男性新人演技賞 、第29回青龍映画祭 新人男優賞 、第28回映画評論家協会 映評賞 男優演技賞など多くの受賞をした。これはその中の一つの受賞挨拶の際に口にした言葉だ。ソ・ジソブ氏の受賞の挨拶はいつも個性的だ。あるときはお母様に感謝するとだけおっしゃったこともあったと思うし、何しろ普通の受賞挨拶とは違い印象的だ。そして<次は演技大賞を>と言った言葉はまんざら冗談でもないだろう。
Q ::あらゆることについて着実に一段一段昇られるタイプですか
ソ・ジソブ氏 :えぇ、えぇ、そういうタイプです。

meinn.jpeg
kodokunajinnsei001shou.jpeg
(C) The Box

Q :『映画は映画だ』エンティングテーマ「♪孤独な人生」をGと言う名前でなさっていますが、このGはソ・ジソブ(So Jisub)さんのSでもなく、Jでもなく、Gなのはどうしてですか?
ファンの方はご存知のことかも知れなかったが、私にとってはとても疑問に思っていたことだった。

3-0415.JPG

これに対するソ・ジソブ氏の答え方がとてもキュートだった。“エェ、エェ!”と相ずちを打ってたたみかけるように
ソ・ジソブ氏 :だからGにしたんです。
 <してやったり> とスタッフの方を振り返って見せた笑顔はこの日一番大きなものだった。
私も思わず笑ってしまった。しかし今思うと “ではAやBでもなく、FやHでもなくGなのはどうして?”ともう一押しすべきだった。
ソ・ジソブ氏 :(続けて)このお話はファンの皆様に後でしようと思っていたんですが、私がやるとなると音楽性より先に他の部分を見るのかなと思い、音楽性の部分を見て欲しいという気持ちがありましたので。
(カタカナでジソブと書いた時のジの音だけとってGにしたのかしら?

2-0248.jpeg

Q :この前USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のイベントの際、コンサートもしてみたいとおっしゃっていました。ファンの皆様は楽しみにしていらっしゃると思います。「♪雪の華」も歌われていますが、歌はいかがですか?
「♪雪の華」はご存知 中嶋美華のヒット曲だ。この曲がリメイクされ彼の主演ドラマ『ごめん、愛してる』の主題歌となりパク・ヒョシンが歌っている。ソ・ジソブ氏は2006年6月の来日ファンミーティングの際にこの曲を韓国語と日本語で歌ったのだが、それがとても上手だったと記憶している。また韓国でのファンミーティングの際にはラップを披露している姿が報道されていた。俳優さんの多くはイベントで歌を披露するたびに “僕は歌手じゃないので” とおっしゃる。ところが彼はコンサートをやってみたいと大胆な発言をしたのだ。勿論ご案内した通りラップによって歌手の仲間入りをしている彼だからコンサートも全くの夢ではないだろう。

3-0959.jpeg

ソ・ジソブ氏 :(そう、そう、言いました、言いましたと言うようなそぶりを見せながら)歌うことはとても楽しいことだと思います。コンサートが出来たらと言ったとおり機会があればやって見たいと思います。ただ 今はまだ準備が出来ていないので時期尚早だと思いますが努力をしてやってみたいと思います。
上野 :それも段々になさるのですね。
ソ・ジソブ氏 :まだ自分の持ち歌もないのでもう少し曲を貯めてからできればと思います。
Q :<Gプロジェクト>は今後も重ねていくものなのですか
ソ・ジソブ氏 :今後もずっと続くと思います。
(Gとは多方面で活躍しているアーティスト達が音楽を通じた交流を継続的に紹介するための【G】というブランドに基づき始めたプロジェクトだそうだ。)
Q :これからプレミア上映会が行われます。ファンの皆様が待っていらっしゃいますがお気持ちは?
この時、それまで私のほうを向いていた彼は真っ直ぐにカメラの方に向き直った。それはカメラの向こうのファンに直接語りかけているようだった。

3-0448.jpeg

ソ・ジソブ氏 :いつもファンの方にお会いする時には緊張してしまいますが今日もやはり緊張しています。もうすぐ皆様にお会いしますが、今回は良い作品を持って来ましたので多くの関心と愛情を寄せていただきたいと思います。
上野 :最後に番組をご覧の皆様、映画をご覧の皆様にメッセージをお願いします。
ソ・ジソブ氏 :(改めてご挨拶から)こんにちは、お会い出来て嬉しいです。ソ・ジソブです。
『映画は映画だ』という良い作品を作って皆様にお見せしようと持って来ました。多くの関心と愛情を寄せてくださると嬉しいです。沢山の方に映画を観ていただいて幸せな気持ちで劇場を後にして欲しいと思います。ありがとうございます。
ちょっと付け加えると各局に同じ収録時間が与えられている場合でも各番組の編集方針によってこの部分だけをON AIRする場合もあるためこのようなご挨拶をしてくださったのだと思われる。
上野 :ありがとうございました。

N-0017cut.jpeg

この時彼はこれで終わりだと思わなかったらしく(何?)と言うようなお顔をなさって組んだ足を慌てて揃えられた。私としてはずっと続けても良かったのだが多くのファンが待つ劇場へと送り出さなければならず残念ながらそうもいかなかった。
この後オフィシャルのスチール撮影となった。その時の模様が『映画は映画だ』OSTから「♪ ガンペのロマン」に載せてお送りした番組最後のSP映像だ。このような様子はなかなかご覧いただけないシーンだと思う。事実彼の撮影風景を直接見たのは私も初めてであった。
“時間は3分です。”とスタッフ、“そんなにいらないよ。”とカメラマン。時としてきりりとした視線を、時としてとても優しい微笑を、と多様に変化するその表情。カメラマンも彼のより良い表情を引き出すために声を掛ける。 “ひじを挙げて!” “少し笑って!” “いいですね!”等など。 またアップの写真を撮る為 “少し寄ります。“ とカメラマン、そこで私は“私も寄りたい!” と冗談を一言。
恥ずかしそうにした表情はカメラマンが “後から僕も舞台挨拶に行きます。真ん中にいますから”と言った為で、この時彼はとてもキュートな表情を見せたのだった。勿論私達のムービーが撮影している事も忘れずに手を振って下さった。撮影の様子はあたかもスチールカメラマンと私達のムービーカメラマンと彼だけのように淡々と静かに進んでいるように見えるかもしれないが、実は現場には大勢のスタッフがひしめき合っていた。それでも集中力を欠くことがない彼のプロとしての仕事ぶり、見事と言うべきだろう。このスチール写真は私の手元にない為お届けできない。いずれDVDの特典か何か公式な写真となって皆様にご覧いただける事になるだろう。

TOP-M0038.jpeg

続いて私達のスチールカメラマンによる撮影ももう一度ご許可を頂いた。
そして最後にお部屋を退出なさる際にお別れの挨拶のシーンの撮影をした。
“ありがとうございました。またお会いしましょう。”と私。
彼は“ はい、また会いましょう。” と日本語で。
こうしてソ・ジソブ氏はカメラの向こうのファンの皆様に向かって手を振って退室された。
この後ソ・ジソブ氏は大勢のファンが待つジャパンプレミアの会場である新宿のミラノ1へ向かった。

次回ソ・ジソブ氏への単独インタビュー最終回のREPORTはインタビュー感想記をお届けする。

 

『映画は映画だ』OST

OSTjaketto.jpeg

販売価額 :     3,150円 (税込)
販売元:ポニーキャニオン

* 番組で使用した「♪ ガンペのロマン」は21番トラック、その他にも厳しいアクションシーンを髣髴させる曲や其々のキャラクターの孤独や心境を描いた曲が満載でとても都会的て素敵なOSTとなっている。

 

『 孤独な人生/G 』

bloguenomariko09026kodokunajinnseiDVD-1.jpeg


 『孤独な人生 -PREMIUM EDITHON-』
  DVD+SGCD+フォトブック
  ミュージックビデオ、「孤独な人生」予告編、メイキング等が収録
 価格 ¥4,935

 『孤独な人生 -SPECIAL EDITHON-』
 DVD+SGCD
 価格 ¥3,990


bloguenomariko09026kodokunajinnseiCD-2.jpeg
SGCD商品ジャケット


(C) The Box

発売元 :エイベックス・エンタテインメント
販売元 :エイベックス・マーケティング

詳しくは下記へ
http://mv.avex.jp/g/index.html


このサイト内の関連記事
http://uenomariko.blog.so-net.ne.jp/2009-02-25
*MVの監督について訂正し追記してある。


ソ・ジソブ日本公式サイト

http://www.so-jisub.jp/

ソジソブMobileサイト
http://m.jisub.jp/
(加入案内)
http://m.jisub.jp/www/
記事中で話題にした“・・・うん、何”はこちらのサイトに入会するとご覧いただける。




rogo-black.JPG

sabuB8E0897.jpeg

 

 3月14日(土)公開 
全国順次公開


配給 :ブロードメディアスタジオ

© 2008 SPONGE and KIM KI-DUK FILM.All Rights Reserved
公式ページ
http://blog.cinemacafe.net/eiga-eiga/news/

 

 


本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします
Copyright 2009 OFFICE MARIKO. All Rights Reserved.


nice!(6)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

第58回 ソ・ジソブ氏単独インタビューPART-2 #7REPORT [アジドラ 上野まり子のアジアンスターインタビュー]

こんにちは 上野まり子です。

N-0026cut.jpeg
ムービーカメラが回り始めるまでスチール撮影に集中するソ・ジソブ氏

 
今回はいよいよソ・ジソブ氏へのインタビューの前半部分をお届けする。
私のコメントから。実はこの時緊張の余りコメントを間違えてしまった。それは放送では編集でカットした為私のミスは映し出されていない。その部分はこの映画での彼の受賞をコメントした部分、ソ・ジソブ氏はこの『映画は映画だ』で多くの賞を受賞している。
第45回百想芸術大賞 映画男性新人演技賞 、第29回青龍映画祭 新人男優賞 、第28回映画評論家協会 映評賞 男優演技賞。この数々の男優演技賞、新人男優賞をお伝えしようとしたのだが、韓国で男優演技賞というタイトルは日本では多くの場合主演男優賞と言う、その為つい主演男優賞と言ってしまったのだ。すぐに訂正したのでそれを使っても良かったのだが番組冒頭のコメントとして撮り直した。

2-0354.JPG

『映画は映画だ』イ・ガンペ役主演ソ・ジソブさんです。
ところで日本の表記ではガンペなのだが映画を観た当初からカンペという言い方が入ってしまっていたので私は全てカンペと言っている。番組では<カ>という音を<ガ>に音編集しているところもある。そのため番組冒頭からお聞き苦しいところが多々あったと思う。ここでお詫び申し上げる。
ソ・ジソブ氏は “こんにちはお会い出来て嬉しいです。ソ・ジソブです。” といつものように笑顔でカメラに手を振って下さった。
Q :いよいよ日本で公開となりますがご感想は?

2-0248.jpeg

ソ・ジソブ氏 :とても緊張しています。多くの方に観て頂きたいと思います。
Q :この映画への出演を決めるにあたりキャラクターがとても気に入ったそうですが、具体的にはどのシーンに現れていますか?それからガンペを演じるための特別な工夫をなさいましたか?
この質問はカン・ジファン氏がスタの代表的シーンとして挙げた≪演技って何だか解るか?≫に対応したものだ。またインタビュー時間の事を考え2つの質問を同時にした。そしてこれもカン・ジファン氏へのインタビュー時の事を考えて意図したものだった。番組#6をご覧になった方はお解りになると思う。
ソ・ジソブ氏 :まずはシナリオがとても気に入りました。そして次にガンペと言うキャラクターをよく見てみたら、またガンペと言うキャラクターがとても魅力的に感じました。(次の言葉を言いかけて)すみません、質問をもう一度お願いします。
案の定、ソ・ジソブ氏は私の思惑にきっちりと応えてくれた。最初の質問に答えた後引き続き次の質問に答えようとして2番目の質問を通訳にもう一度確認したのだ。これはカン・ジファン氏も同じ事をした。覚えていらっしゃるだろうか?
ソ・ジソブ氏 :(ガンペの魅力は)どのシーンに出ているかと言うと最初から最後までじゃないでしょうか。
ここでジソブ氏は普段余り見せないおちゃめな笑い顔を見えてくれた。最初から最後までと言ってしまった自分に照れたように。

bamenn-yakudukuri3.jpeg
bamenn-yakudukuri2.jpeg

ソ・ジソブ氏 :(役作りに)どのようなところを工夫するかについては監督と沢山話し合いましたが、監督の方からは余り気取らないで欲しい、リアルな演技をして欲しいと言う事でしたからメイクもほとんどせずに髪もボサボサな感じで演じました。出来るだけ うそのない正直な気持ちで演じようと思いました。
ガンペというキャラクターが気に入ったのは劇中でガンペの職業はやくざですが俳優を夢見ていますよね、僕も丁度その時期に3年ほど空白期間がありましたので演技をしたいという熱望がありました。その点で自分とすごく似ていたと思います。
(この3年と言うのは軍服務(公益勤務期間)他、除隊後もしばらく作品への出演がなかった事を示す。)
ソ・ジソブ氏が続けてこのように答えてくれたが実はその質問は次に用意していたものだった。
彼は予め質問項目をご覧になっていると思うのでその質問が来ることが解っていて先にお答えいただいたものと思われる。この時から私は少し焦り出した。過去に彼のインタビュー映像を何度も見ていながらすっかり忘れていた事があったのだ。それは答えがとても簡潔だと言うことだ。挙句に次の質問にも前もってお答えいただくことになると提出した質問リストはすぐに終了してしまう。
Q :『映画は映画だ』取り終えてみて改めて思ったことは?

2-0617.jpeg

ソ・ジソブ氏 :特に改めて考えた事はないのですが演技と言うものは本当に楽しいな、これからも自信を持ってやって行こうと思わせてくれた作品でした。
(この時少し難しい顔になったのはこの時改めて考えたからではないだろうか。)
Q :最も思い入れのあるシーンは?
ソ・ジソブ氏 :そうですね、最も気に入ったシーンは・・・
ここで映画はご覧になりましたか?とジソブ氏、私は“えぇ。”と答え続けて何度もと続けて答えようとした。その時彼の声と重なってしまった私の声、彼が “ ウン、ウン ” と表情で、そして解った解ったと手で私を制したのだ。これもなかなかお目にかかれないシーンだった。

bamenn-okiniiri.jpeg

(ソ・ジソブ氏続けて)・・・好きなシーンはガンペが仲間達とふざけ合って いたずらっぽく
 ≪映画でも撮ってみるか!≫とアクションのまねをするシーンがあるのですが、
その場面がとても記憶に残っています。この映画の中でカンペが始めて明るい顔と白い歯をみせて笑顔をつくるシーンでしたのでとても記憶に残っています。
Q :せりふはどうですか、気に入ったせりふは?

bamenn-okiniirinoserifu.jpeg

ソ・ジソブ氏 :(少し間があって)相手に対して≪現実と映画の区別が出来ないのか。≫というせりふが記憶に残っていますね。
この時まるでせりふを言うようにお答えくださった。その声はインタビューにお答えいただいている中でも一きわ響いて聞こえた。
この時私がすでに相当慌てているところが画面に映し出されている。今見ても冷や汗ものだ。
Q :撮影エピソードは?

bamenn-episo-do.jpeg

ソ・ジソブ氏 :アクションシーンが沢山あったので事前に練習をしていたのです。ところが最後の干潟で殴りあうシーンがありましたよね、あそこは本当にリアルなアクションになったと思います。行ってみたら足が潜ってしまったり、滑ってしまったりで思い通りに体が動かなかったのです。ですから本当に殴ってしまったり、殴られてしまったりということもありました。
Q :スタはガンペに≪演技って何だ(何だか解るか)?≫と問いかけます。ソ・ジソブさんにとっては 演技とは何ですか? 演じることの魅力は?

2-0505.jpeg

ソ・ジソブ氏 :あ~!
と一瞬何と答えようかと悩む姿勢を見せたソ・ジソブ氏
(ソ・ジソブ氏続けて)演技って何か、その答えはまだ見つかっていないです。もしかしたらこの俳優と言う仕事を終えるまで答えは見つからないかもしれません。でも今は演技がとても楽しいと思います。
予定通り10分が過ぎたところでメイクを直す時間となった。他の媒体はこうして10分で終了となったのだが我々にはあと10分の時間が与えられていた。
ところが彼は“いいよ 続けてやろうよ。”と言ってくれたのだがスタッフが判断に迷っているようなので私はここで一旦カメラを止めさせた。

N-0025cut.jpeg


カメラが止まると彼はすぐにスタッフにモニタリングと指示を出した。撮影の際にはいつもすぐにモニターでチェックをするという彼、今回も例に漏れずこれから視聴者やファンの皆様に送り出される映像の責任を持つ姿勢はトッププロならではの仕事の仕方であろう。また彼にはメイクのスタッフが駆け寄り丁寧に直した。私にはメイクも付いていないし、かといって自分で治す余裕もなくただでさえコンプレックスの鼻はてかったままだったが。
そして私はお水を用意していただき差し上げた。“ありがとうございます。”と少し喉を潤した彼、グラスをテーブルに置いた。私はカメラに映るところに置かれたグラスをどこかに移動しようと持ち上げた。(心の中ではこのグラスのお水、私も少し飲みたいなという思いが頭を横切ったが)すると彼は私にも“お水を”と日本語で頼んでくださったのだ。(私の心の中が読まれていたのかしら(笑)。)“いえいえ。”とお答えした。やっと状況が理解できた彼はすまなそうに恐縮していたが、そんな気を使う姿に彼の仕事に対する心がけ、スタッフに対する心使いが伺えた。

次回PART-3につづく。

 

rogo-black.JPG


bamennB8E6790.jpeg

 

3月14日(土)公開 
全国順次公開

配給 :ブロードメディアスタジオ

© 2008 SPONGE and KIM KI-DUK FILM.All Rights Reserved

 

 


ソ・ジソブ日本公式サイト
http://www.so-jisub.jp/

ソ・ジソブ日本Mobileサイト
http://m.jisub.jp/

 

本サイトで掲載されている記事、写真については無断使用・無断複製を禁止いたします
Copyright 2009 OFFICE MARIKO. All Rights Reserved.

 


nice!(5)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の3件 | 次の3件 アジドラ 上野まり子のアジアンスターインタビュー ブログトップ
上野まり子のアジアン・スターインタビュー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。